2017年06月12日

ジム・ロジャーズの警告:次の危機は「我が人生で最大」だろう Jun 9, 2017


 注目の投資家(😃私好み)ジム・ロジャーズの警告。耳を傾ける価値があるだろう(表記)。


《骨子》
1。ビリオネアのコモディティー導師ジム・ロジャーズは、次の経済的破局がやって来る、と信じる。そしてそれがやって来る時、74歳の投資家がこれまで見た金融惨事の最悪になるだろう。

2。ヘンリー・バジェットと「最終結論」に関して論じたロジャーズが、ビジネス・インサイダー創立者に教えたのは、膨大な債務の累積と不合理に高い資産評価とが全球的経済を2008年当時よりも尚一層脆弱にしてきた、そして次の破局が「我が人生で最大」になるだろうことだ。

3。この間、次の危機に点火する火花は年金基金の崩壊になるかもしれないー或いは見たことのないものかもしれない、とロジャーズは以下のように説明する。

4。「まあ、それは面白い。これらの物事がいつだって始まるのは我々の見ていない所でだからだ。2007年アイスランドが壊れた。人々曰く、『アイスランドだってか。それは国なのか。市場があるのか』それからアイルランドが壊れた。それからベア・スターンズが破綻した。彼らはそのように旋回した。我々の見ていない所でいつも起こる。分からない。破綻するのがアメリカの年金計画かもしれないし、知っての通りその多くが壊れる。我々が注視していないどこかの国かもしれない。それは凡ゆる種類の事態たり得る。戦争かもしれない。戦争ではなさそうだが何かなのだ」。

5。中央銀行は勿論前例なき貸借対照表の拡張を通じてこの行動を扇動してきた。全球の中央銀行は15.1兆ドル相当の資産を貸借対照表上に持つ、バンカメのマイケル・ハートネットによる。FED貸借対照表だけで危機以来4、5倍増した、とロジャーズが注をした。危機以来世界第二番目に大きい経済で見られた爆発的な債務成長のお陰で、中国は容易く次の危機の育まれる揺籃になり終えるかもしれない。[青字強調は私]

6。「2008年、中国人に雨の日のため蓄えた大量の資金があった。雨が降り始めた。彼らが金を使い始めた。今や、中国人でさえ債務持ちでその債務たるやずっと大きい」。

7。昨年ゴールドマン・ザックスが中国の実質債務負担の計算を試みた、結果はGDPの250%だった。そして4月にブルームバーグが報じた通り、破産の頻出が隠された債務を掘り起こし、中国の企業部門における真の債務負担がこれまでに信じられていたよりずっと高いことを示唆する。

8。ひと度危機が到来すれば、何がなされ得るのか。金利がほぼゼロでその貸借対照表が以前4.5兆ドルと膨れたままのFEDは来るべき危機からの落ち込みを緩和するのに多分非力だろう、とロジャーズは言う。それが試行を止めさせはしないけれども。

9。「事態が本当に悪くなり始める時、人々が声を上げて言うだろう、『私を救わねばならない。それが西側文明だ。それが崩壊しつつある』。そしてFEDは、官僚と政治家とで成り立つから、言うだろう、『そうさなあ、我々は何かをしたほうが良い』。そして彼らは試みようが機能しないだろう。それが幾分のやり取りを齎すだろうが今回は機能しないだろう」。

10。金融混乱から生まれ出て、それに続く政治的混乱が政府を転覆するかもしれない、或いは投資銀行であれ大学であれ、他の崇敬された機関の終焉に繋がるかもしれない。

11。「ざっと長いことあり続けてきた諸制度を見るだろうーリーマン・ブラザーズはざっと150年を超えてあり続けていた。大半の人々には記憶でさえない。次の回にはそのもっと多くを見るだろう、それが美術館、病院、大学或いは金融法人の孰れであれ」。(止め)
***
 中国経済破綻の警鐘が鳴り続けてきたが、依然そのままだ。借金ダルマの皮が破けて内臓が飛び散りそうなのだが、実際にはそうならない。内破でなく外破なのか。何がキッカケになるのか。
posted by 三間堀 at 11:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

【米】トランプ弾劾陰謀 Patrick J. Buchanan June 8, 2017


 所謂「ロシア・ゲート」はマスコミと民主党とによる酷いでっち上げで、そもそもそんな証拠が実在しないと言われる。保守派の論客Patrick J. Buchananはそれを陰謀と言う(表記)。つまみ食いする。
《摘要》
1。大統領トランプとの結びつきに関してメギーン・ケリーに圧迫されて、憤慨したウラジミール・プーチンが口走った「全然無関係だ。…彼と会ったことがない。…君ら全員そこで意識を失ったのか」。

2。FBI捜査の蝸牛の歩みがトランプの欲求不満を説明する。何がFBIの無気力を説明するか。若しJ・エドガー・フーバーがこの調子で動いたとすれば、ジョン・ディリンジャーは老齢で死んでいたろう。

3。我々は日常的にケーブルTV上で「トランプーロシア」スキャンダルを聞く。だが誰一人共謀罪で訴えられたことがない、そして過去或いは現在の声を上げた各インテリジェンス担当官が元CIA長官マイク・モレリに共鳴した。「当地のロシア人とトランプ選挙戦が共謀した問題に関しては、煙はあるが火は全然ない…小ちゃなキャンプファイアさえない、ちびたロウソクさえない、火花さえない」。

4。プーチンはスターリンでない。ソヴェト師団がエルベ川に位置していない。冷戦は終わった。そして多くの大統領が裏口通路を使ってきた。ウッドロー・ウイルソンはカイザー及び英国人との対話のために大佐エドワード・ハウスを送った。FDRはチャーチルへのメッセージをハリー・ホプキンスを通じて送った。

5。トランプが長官ジェイムズ・コミーにフリンのため幾分の弛みを切ってくれと依頼した件に関しては、人間的条件の中で理解できる。フリンは忠義な側近で友人だったしトランプはそんな男を罷免せねばならぬことについて気腐れを感じねばならなかった。

6。と言うのはトランプが2016年に立ったのは単に共和党の選択肢としてでないからだ。彼は自分の立候補を両党の政治及びメディアの失敗したエリートの拒否、否認として提示した。アメリカ人が2016年に投票したのは単に指導者変更にではなく、支配体制転覆の革命のためだ。

7。その拒否の理屈付けを求めて、この都市があの古い予備番組を捕まえた。我々は負けなかった!広大な陰謀、アメリカに対する「戦争行為」、「我々の民主主義」への攻撃、クレムリンとトランプ支持者の間の犯罪的な共謀の中で選挙が盗まれたんだ。

8。エリートの否定された選挙をひっくり返す企ては米国史の中で尋常でなくはない。49州の地滑り的勝利の後、ニクソンとレーガンの両者が選挙結果転覆の企みに面した。

9。ニクソンをウオーターゲートで、エリートが成功した。レーガンをイラン・コントラで、西側にとって流血少ない勝利で冷戦を終わらせつつあった、あの偉大な大統領を破壊するのに彼らはほとんど成功した。

10。過激派が在職期限法を施行して、ジョンソンから上院許可なく内閣閣僚を除去する権限を奪った。ジョンソンが過激派に抗して彼らの閣内代理人、戦争長官エドゥイン・スタントンを罷免した。

11。「テネシー」ジョンソンが弾劾され、一票による自信を失った。ジョン・F・ケネディーは1956年著作の中でジョンソンを救おうと投票した上院議員を「勇気のプロファイル」と呼んだ。

12。プーチンが正しく「ナンセンス」とラベル貼りするものを基礎に若しトランプが引き摺り下ろされるなら、この都市は憲法に則り選挙された大統領への非暴力的クーを遂行したことになるだろう。そうした行動が我々を、そうした手段が腐敗したエリートの権力保有の維持をする慣習的な方法である、あの第三世界諸国の仲間に陥れるかもしれない。(止め)
posted by 三間堀 at 13:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【鮮】北朝鮮の伝統的武器をより仔細に見る Geopolitical Futures June 2, 2017


 戦争になるかもしれないのに相手側・北朝鮮の兵力について無知のまま論じるのはその反撃能力を知らぬ故に「百戦を危う」くするだろう。陸軍大国北朝鮮の通常武器がどうなっているのか(表記)。
Based on US Fair Use
《骨子》
1。平壌、ワシントンやその他地域の演者が戦争展望に備えるに連れて、北朝鮮の核プログラムや弾道ミサイル能力が不相応な量の関心に達した。それらが重要かもしれないけれども、それらは北朝鮮の伝統的軍隊の成すよりも、戦争がどのように戦われるかに関して、振る舞いがより少ない。

2。平壌の核能力消滅が戦争の最初の目的かもしれず、実際攻撃正当化理由だ。第二目的が韓国を北朝鮮の反撃から防御することかもしれない。誰一人本当に知らぬのは平壌の核プログラムの真実の実態だが、米国資産(装備)或いは同盟国への核攻撃がありそうにない、それが同種の反応を米国に強制し、北朝鮮体制を一掃するからだ。

3。代わりに北朝鮮が反撃に頼るのは伝統的武器の大規模武器庫ー即ち砲兵隊だろう。多くが中立地帯の近くに所在する砲兵中隊(必見→想定配置地図)は京城及び周辺の人口稠密地帯に深刻な損害を与え得る。

4。北朝鮮砲兵中隊の有用性は2つの関連問題に依存する。進行中の弾薬の入手可能性と指導者の効果的な命令発布能力だ。公式には、北朝鮮の軍事司令構造は多くをソヴェト・モデルから借りる。つまり、それは著しく中央集権化されており、最高指導者により直接発せられる命令に重度に依存する。砲兵中隊のチームが命令を受け取れねば、彼らは当然と非効率的になる。

5。だが北朝鮮人は知っている、米国が彼らの軍事構造を学んでいて、それ故にワシントンの初動の一つが連絡回線切断になるだろうと。それら回線を切断すれば、そして平壌が司令の幾つかの様相を現場の者に委任するのに失敗すれば、北朝鮮はほぼ確実に迅速に戦争に負けるだろう。その場合、北朝鮮側がこの可能性を考慮した計画を持つと信じるのは合理的だ。

6。この推論の線が配備された大砲爆薬貯蔵の実在によって裏付けられている。北朝鮮は大きな国家水準の貯蔵施設を持つけれども、それはまた相当数の部隊水準の貯蔵配送所を持つ。これらの多くが堅固にされた大砲の場所、即ちHARTsで、DMZ沿いの複数の地点に位置する。the Nautilus Institute for Security & Sustainability、防衛分析法人による報告書はHARTsを、大砲及び弾薬を保持するのに十分大きな空間を持ち洞窟或いはトンネル内部で重度に強化されたものと記述する。同報告書は注目される日付が入っているーそれは1980年代以来だーがそれが唯一強化する要点はこれだ。既に山塊により保護される軍隊が、自らを塹壕に入れ、通信や補給回線への妨害に打ち克ち、その弾薬保管所を分散させる数十年を経てきたのだ。それら貯蔵所の実在は孤立した拠点が戦い続けると予想されることを示す。(止め)
***
 中川八洋(『地政学の論理』)によれば、<ソ連でのミサイル用核弾頭も爆撃機用の核爆弾も、ICBMとSLBMを除き、軍は発射直前まで触ることすらできず、それらの輸送と保管はすべてKGB第三総局が所轄する。スターリンが、国防軍が自分に反乱したとき、核兵器を使用できないよう、この手順を決めた>という。
 北朝鮮が核兵器についてこのソ連型を踏襲しているなら、同じ管理をしている筈だ。狙うべきはKGB相当の組織・軍事行動になる(勿論、逆にそれを知られていると知る北朝鮮は何らかの手を打つだろう)。

 とまれ山岳地帯の地下深く身を隠した伝統的武器の部隊を空爆だけで処理するのは容易でなさそうだ。
posted by 三間堀 at 07:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

フィナンシャル・タイムズが仄見える金融衝撃を記す EIRNS May 31, 2017


 FTの言うことだけに耳を傾けておこう(表記)。
《骨子》
1。ロンドンのFTが5月30日3週間前のフランクフルト本拠競争紙ハンデルスブラット(Handelsblatt)に続いた、償還されない米企業バブルにより引き起こされる2008年に似た債務衝撃が近いかもしれないと特筆する銀行調査者の記事を発行してだ。著者ドンビサ・モヨと金融編集者ジリアン・テットによる記事は見出しが「全球的な債務の憂慮が積み重なって潮流の波になりつつある」だ。だがそれは危険の重量の大半を米国内の債務バブルに置く。

2。「米企業は2010年以来7.8兆ドルの債務を付け加えてきた、そしてその金利支払いを賄う能力は2008年以来最弱にある」と著者が記すー元本償還に踏み込まずに。企業及び消費者債務双方が米国だけでなく英国でも2008年のそれを超える水準に達した。

3。著者曰く。「仄見える危機の脅威がひたすら債務の絶対量に落ちはしない。少なくとも3つのことが状況を特に用心深くさせる。第1、債務ー特にドル建てーがもっと高価になりつある…第2、債務償還能力が歳入の不均衡にコモディティーから発生する諸国の制約下にある」。

4。そして最後に、米欧に於ける成長が非常に減速しており、「どんな景気後退であれシステムに不快な衝撃を与えるだろう」。(止め)
***
 世界のトップ規模経済、米中日欧いずれも借金漬けの無理やり成長を続けてきて、いつ蹌踉てもおかしくない。微妙なバランスの経済運営なのだ。
posted by 三間堀 at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【泰】立法会議が選挙管理委員を罷免投票 June 9, 2017


 罷免が決まった選挙管理委員の一人、ソムチャイ・システヤコムはあろうことかインラック政権末期に行われた選挙を阻害する方向で動いた。デモ隊の違法な選挙妨害を黙認した。言わずもがな、どこかの意向に沿ったのだ。新憲法に沿った選挙管理委員会法改正に基づく罷免だが、今後この男の顔を見ずに済むのはスッキリする。勿論、軍政下新しく任命される委員も同じ穴のムジナだろうが(表記)。
《骨子》
1。軍政任命の国家立法会議が金曜日の午後遅く現選挙管理委員会の解体に投票した。

2。丁度5時前議員が161−15、棄権12で、全5名の選挙管理委員を放逐し、決定されるべき手段の下任命される予定の7名の新委員と取り替える投票をした。

3。新委員は11月には選抜される予定だ、と退出する委員ソムチャイ・システヤコムが木曜日、投票前日に述べた。3年間の執務中の民主的諸制度への関与が疑問視されてきたソムチャイは、斧を受けると予想すると言った。
ソムチャイの写真)→こちら

4。また彼曰く。円滑な引き継ぎを確実にすべくバトンを渡す準備をしている。2018年末までに総選挙を企画し実行するに十分な時間を新しく形成される団体は持つだろうと信じると彼が言った。

5。また曰く。彼らには次の選挙で起こるどんな問題にでも責任を持たねばならないだろうということをそれは意味する。

6。投票は政治的再設定の利害の中、同団体構成員の解体を呼びかけた法案のほぼ70条を超えるものに軍政の盲版立法部の議論の2時間後に行われた。

7。退出する委員たちは代替者が任命されるまで暫定管理者として留まるだろう。(止め)
***
 選挙管理委員も地位利権の一つ、😵、阿保草。
posted by 三間堀 at 11:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「一帯一路」に対抗する日・インドの戦略構想 長尾 賢 2017年6月2日


 中国が北京で開催した「一帯一路」サミットに反旗を翻した国があった。<インドだ。インドは招待されたにもかかわらず代表を送らなかったばかりか、「一帯一路」構想の問題点を指摘する公式声明を出した。
 そのインドのナレンドラ・モディ首相は5月24日、「アジア・アフリカ成長回廊」という構想を明らかにした。これは日本とインドが協力する構想である>。表記の目次を拾い読み。

 インドが反対したのはー
・借金漬けにして中国の影響下に 中国の貸付利率は6.3%
・“インドの領土”で中国軍が道路建設

 これに対抗するのが「アジア・アフリカ成長回廊」だ。
地図→こちら
・インドと東南アジアを陸路でつなぐ
・中国に対抗し、スリランカに新港を建設
・イランにも新港、グワダル港をけん制
・チャーバハール港は中央アジア戦略でもある(止め)
***
 広域インド洋圏の具体化構想として期待したい。日本経済は海に沿って西へと伸び行く。
posted by 三間堀 at 06:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

第30回アセアン・サミット:南シナ海に関するアセアンの再評価 AMTI  JUNE 2, 2017



 表記のつまみ食い。
《摘要》
1。4月29日マニラで開催された第30回アセアン・サミットの結果は幾分失望だったー驚かないけれども。議長声明は南シナ海に於ける干拓と軍事化という進行中の懸念と対処するのに近づかなかった。そして事実、それを述べさえしなかった(ラオスやマレーシアでの最近の声明と対象的だ)。また同声明は少しばかり国際法の重要性を変えた。同文書はまさに国連国際法条約(UNCLOS)を述べたけれども、それが提起したのは希釈された一般文脈の中であって南シナ海の章にではない。従来の文書が「国際法に合致した」南シナ海紛争の平和的解決を強調したのに対して、今年の声明は「普遍的に認知された国際法の原則」とのみ引用し、2016年南シナ海仲裁裁判所勝訴の衝撃を脇に除けた。

2。今や明瞭だ、アセアンが南シナ海での挑発的な行動に対する統一した政治前線を育成するのに失敗したのだ、しかもアセアン議長声明が中国挑発を避けるために初期年々の懸念を取り下げた。その時問題はーアセアンの弱さが中国のより良き収容への移行を強いたのかだ。アセアンは、人道援助/災害救助や進行中の北朝鮮危機といった他の分野へ大きく歩むためにこんがらかった南シナ海問題から後退しなければならないのか。

3。答えは「否」だ。アセアンは南シナ海紛争で演じるべき役割をまさに持つ。アセアンが国際社会の意識を南シナ海に運んできた。そして報道発表、議長声明それに共同宣言を発行することで国際的認識を形成してきた。しかしながら、これら努力は南シナ海問題に対処できる見掛け上唯一の多国間地域枠組みと配役する二次的効果しか持ってこなかった、だがそれは真実でない。だから、南シナ海に於けるアセアンの有用性をもっと均衡のとれたやり方で評価し、南シナ海に関するアセアンの制度的制約を認識するのが重要だ。

4。第一、地域的機構たるアセアンは特定問題対処のため設計されていない。アセアンは、東アジアに於ける東南アジアの政治的限界化と外部役者からの過剰な介入を防ぐという最終目的で加盟諸国のより広い国益を合算する機構だ。これを超えて、各加盟国は自身の利益と政治的立場を持つ。ヴェトナム、ラオス、ミャンマー、それにカンボジアが1990年代アセアンに加盟後もっと鋭くなった違いだ。南シナ海問題を含め伝統的な安全保障問題にこの集団的な行動がつきまとうことが認識されるべきだ、そして有りそうにないけれども、2012年カンボジアでのアセアンの共同声明採択失敗のような事故が再び起こるかもしれないのは全くあり得る。

5。第二、アセアンは南シナ海に関してどんな具体的公式声明のための統一戦線を提供しそうにない。アセアンが顕示的に2016年南シナ海仲裁勝訴を議論するのは、不可能でないにせよ、極度に困難だ。この点は2016年7月12日の勝訴発表前後に共同声明或いは宣言発行にアセアンが繰り返し失敗したことに明らかだ。

6。第三、議長声明は南シナ海でのアセアン団結の指標でない。共同声明と違って、議長声明は共通合意文書でなく、アセアンの政治的立場全体を代表することを意味しない。議長声明だけでアセアン政治姿勢や外部大国収容への移行の判定を行使する価値はない。声明の調子はどの国が現在議長か次第で時折変えられるし正に変わる、そしてその首尾一貫性は想定されない筈だ。人は共通合意に達しないアセアンの無能を公平に叫びたてることができるが、組織全体で語れば中国収容は全く別ごとだ。
【続きはこちら😞
posted by 三間堀 at 09:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

【米】米国のミサイル迎撃実験が北朝鮮に警告を送る 31 May 2017


 北朝鮮との高度の緊張のさ中、米軍が30日太平洋上高い模擬ICBM妨害試験に初めて成功した、北朝鮮及び中国への誇示効果が大きいと書き出す表記をつまみ食い。
《摘要》
1。ペンタゴンは試験詳細の極一部しか発表していない。マーシャル諸島のクァゼレン環礁の米試験場から発射された標的がカリフォルニア州のヴァンデンベルク空軍基地の地下サイロから発射された迎撃ミサイルにより破壊された。迎撃基により発射された「殺し屋kill vehicle」が外部爆破でなく直接の衝突を通じてICBM標的を破壊した。

2。米国は日常茶飯にその反弾道ミサイル・システムを「防衛的」と記述するけれども、その反対が当て嵌まる。名目上北朝鮮に向けられるが、その本当の目的は米国の最初の一撃が敵の核兵器庫を丸ごと破壊するのに失敗した中国或いはロシアとの核戦争のためのペンタゴン計画の一部を形成する。

3。既存のGMDシステムは核ミサイルの大きな波に対抗するよう設計されていない。この段階で、それにはたった36の設置された迎撃機ー32がアラスカに4がカリフォルニアにーしかなく、年末までに合計44に増加する計画だ。

4。360億ドルのGMDシステムは非常に高速度で宇宙を旅するICBM媒体を検知、追跡及び迎撃することに随伴する技術的困難に苦しんできた。ペンタゴンは2004年に迎撃ミサイル・システムが戦闘準備よしと宣言したけれども、過去9回の迎撃試験のうちたった4回しか標的破壊に疑いの余地なく成功していない、それには2014年6月の最後の回を含む。

5。新しく選出された韓国大統領文在寅(ムン・ジェイン)が昨日捜査を命じた、韓国の砲兵中隊に米国が4基のTHAAD発射台を付加したことを何故国の国防省が自分に伝えられなかったのかと。5月9日の大統領選挙期間中、文はTHAAD設置批判者の姿勢をとったが、それを除去する誓約をせずに止めた。

6。THAADシステムが韓国で広範な反対を引き起こした。その設置が国をさらに一層北朝鮮或いは中国との戦争のための米国の準備に組み込む。北京は繰り返しTHAAD砲兵中隊と随伴するX帯域レーダーの配備を非難してきた。米国が中国の領域の奥深い所で凝視するのを許すからだ。戦争の場合、レーダー・システムが中国のミサイル発射検知に極め付きの細部を加え、斯くして米軍の迎撃能力を高める。中国は既に韓国商品の経済的ボイコットで報復した。

7。GMD試験と並んで韓国へのTHAADシステムの丸ごと配備を押し進めるペンタゴンの決意は北朝鮮との戦争のための持続する米軍建造の一部だ。米海軍は先週、USSニミッツが朝鮮半島沖で演習に既に従事している2隻の原子力空母とその打撃群に加わるため出航している、と発表した。

8。朝鮮半島の緊張は非常に高いままだ、トランプ政権が中国に圧力を掛けてその盟友北朝鮮にその核兵器及び弾道ミサイルの放棄を強制しているからだ。トランプの高官が時間は短く、中国が失敗すれば、軍事的手段を通じる意味合いで、米国が北朝鮮に対処するだろう、と警告した。

9。昨日のPBSで語って、ジェイムズ・クラッパー、オバマ政権下の国家インテリジェンス長が朝鮮半島状況の寒々とした評価を与えた。北朝鮮がその核プログラムを終了させる現実主義的な機会があるのかを問われて、彼が言った。「思うにそれはありそうにない。そして確かに思うのは、北朝鮮人がその核兵器を断念すると我々が期待するのは現実主義的でない。それは彼らの生き残りのチケットなのだ」。

10。でもトランプ政権が言明し、対談が始められ得る前でさえも北朝鮮が非核化の手順を踏むことと固執するのは、まさに対話だ。中国が北朝鮮を服従させ得た徴はないので、米国は大災害的戦争の引き金になるかもしれない衝突的路線に仮借なく乗り出している。(止め)
***
 どう見ても北朝鮮は出汁であって、最終目標は中露叩きにあると思える。だが米国にそれを遂行する軍事力と財力とがあるのだろうか。かなり無理筋の気がする。若しそれをやるなら周辺国、関係国を巻き込んだ第3次世界大戦方式でないか。😠
posted by 三間堀 at 18:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【泰】来月プラユットがワシントンにトランプを訪問す BP June 3, 2017


 焦点はトランプが民主主義の旗を掲げて軍政にガツンと一発与えるかどうか。P爺は軍政の容認、何とかよりを戻したいところだ。一方潜水艦購入などで軍事的に中国傾斜を明らかにした状況をトランプが容認するのか。或いは北朝鮮との戦争に際して、過去の朝鮮戦争、ヴェトナム戦争同様タイ軍兵士の派兵を求めるのか(泰米同盟の踏み絵)。…私自身を含め揣摩臆測は数多い。表記もその一つだが、有力紙バンコク・ポストの記事につきつまみ食いしておく。
《摘要》
1。首相将軍プラユット・チャンオチャが来月ワシントンDCで大統領ドナルド・トランプに会うだろうと政府代表が金曜日に言った。

2。過去3年に亘る屡々岩だらけの泰米関係の方向転換に際して、内閣官房長官ティーラポン・ウォンスワウィアが金曜日にプラユットはトランプに7月ホワイトハウスで会うだろうと言った。ティーラポンは特定した詳細を述べなかった。

3。発表されたのは4月30日トランプがプラユットに電話を架けた後だ。両国関係に於ける変化の風を示す明確な信号が在タイ米国大使グリン・T・デイヴィスー彼自身トランプが大統領に選挙されるまでプラユットに批判的だったーによりなされた。木曜日VOAタイ語のインタビューで、デイヴィスが宥和は選挙日確定よりももっと重要だと言った。

4。「知っての通り、選挙のタイミングはさほど重要でない。王国にとって可及的速やかに重要なものは、思うに、全てのタイ人が国の未来に参加でき、タイ国がもっと宥和的になれる状況へと戻ることだ」、と米アセアン商工会議所会議に出席する間ワシントンでVOAに告げた。デイヴィスが米国にいたのはトランプ政権下の国務省高官の新しい組と会うためだった。[青字強調は私]

5。土曜日現在、ホワイトハウスによる公式発表はなかった。

6。タイ国に戻って首相府でプラユットは、火曜日の閣僚会議の結果たる、外務・財務省がー知的財産権の詳細及び地位を含むー泰米貿易及び投資情報の準備を指示されたことを次官たちに知らせる書状の発送を命じた。またプラユットはその書状に来月のトランプとの会合及び交渉期間中に使う特別301報告書の中に知的財産権とタイ国の地位に関する情報を含めるように依頼した。

7。匿名希望の在タイ国アメリカ人外交官数名がタイ軍政の中国製潜水艦購入について懸念を表明した。トランプが11月のいつかバンコクを訪問しそうだと加えた。

8。「そうさなあ、それが意味するのはタイ国、米国の両国民の利益のために我々が関係を進化させ、関係を成長させ、深めることができるかもしれないということだ。そして私はそれについて非常に興奮している」とワシントンでの会合の重大性について問われた時、[在タイ米国大使]デイヴィスがVOAに語った。(止め)
***
 青字強調部分をどう読むかがポイント。つまり軍政のままで宥和可能なのか(軍政容認)、軍政では宥和できないから軍政を放棄せよ(軍政否認)と読むか。私見では軍政下宥和は困難だ。結局支配階級が妥協して民主政治を容認する、それに従う以外の道はないと思うのだが。
posted by 三間堀 at 13:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【泰】斧に面する選挙管理委員会委員 BP 3 Jun 2017


 インラック政権末期の選挙実施に際し、本来円滑な実施に努力すべきにも拘わらず、寧ろ実施を阻み、阻止行動を放置したと見える選挙管理委員会の有様に私は当時非常に立腹していた。明らかにクーの口実作りに協力的と見えたからだ。表記は新憲法に伴う関連組織法の改正で選挙管理委員会も影響を受けるという話だ。以下つまみ食い。
《摘要》
1。NLA提案によれば、2007年憲法下任命された5人の選挙管理委員が、新憲法下に組織される選挙管理委員会(EC)に係る新法が施行される時、その席を明け渡すだろう。

2。報道官曰く。新憲法及びECにもっと権力を与える組織法に合わせ選挙組織団体の構造が「組み直される」或いは「再結成される」べきだということに同委員会は合意した。

3。それ故選挙管理委員の新しい適格要件は今やもっと厳格になるだろう。中将ピサヌポン曰く、新EC委員はより良い独立性と公平性を維持するだろうと見込まれると付言した。

4。また彼は新規則が体制により近い者のECへの任命に道均しするだろうを否定した。

5。しかし、法案の修正版は現ECの5人の委員全員が職を失うのを見るかもしれない、それは一層悪いことかもしれない、とソムチャイは述べた。

6。新憲法下正しい適格性を持つ現ECの委員数名が席から外されるのは不合理だ、と彼は言った。(止め)
***
 選挙管理委員会は法に定められた通り、粛々と選挙の円滑な遂行に尽力すれば良いので、独自の裁量権を持つのは寧ろ有害だ。全くの個人的感情を述べれば、鼻が胡座をかき顔面に脂の浮いたソムチャイの顔は話し方を含めて、嫌悪感を禁じ得ない。「中立」を標榜するXXの犬だ。
posted by 三間堀 at 11:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする