2017年07月12日

【中】軍事基地開きに中国が部隊をジブチに派遣 Reuters July 11, 2017


 第2ハートランドの中国がアジアで「真珠の首飾り」を形成し、シーパワーを獲得しつつあるのは周知の通りで、ユーラシアのみならず中東・アフリカ、さらには南米にも触手を伸ばし膨張せんとしている。中国の脅威は今や世界大の膨張として認識されねばならない。表記はジブチとのもの(地図はこちら)。
《骨子》
1。アフリカの角にあるジブチの中国初の軍事基地に向けて軍人を運ぶ船舶が施設立ち上げを始めるため中国を発った。国有通信社新華社が火曜日午後に伝えた。

2。インド洋の北西端にあるジブチの位置がバングラデシュ、ミャンマー及びスリランカを含むインドを輪で囲む軍事同盟及び資産のもう一つの中国の「真珠の首飾り」になるかもしれないとインドで懸念を焚きつけた。

3。中国は昨年、戦略的位置付けのジブチに、取り分けイェメンとソマリアの海岸沖での平和維持活動と人道的任務に参加する海軍船舶に再補給する兵站基地の建設を始めた。

4。北京は公式には兵站施設と銘打つけれども、これが中国初の海軍基地になるだろう。

5。その短信で新華社曰く。船団が「ジブチに支援基地を設立するため」南中国の湛江から出発した。

6。海軍司令官シェン・ジンロン(Shen Jinlong)が「ジブチでの基地建設に関する命令を読み上げた」。

7。基地が正式に運営開始するのがいつかは言わなかった。

「海外課題への導管」
8。新華社曰く。基地設立は「友好的な交渉と両側国民の共通利益の合致」後に両国により成された決定だ。

9。「基地がアフリカ及び西アジアでの護衛、平和維持及び塵土的援助といった中国の任務遂行を確実にするだろう」と同紙が言う。

10。「また基地は軍事協力、合同演習、在外中国人の避難や保護、緊急救助及び国際的戦略海路の安全保障の合同維持を含む海外課題への導管になるだろう」。

11。ジブチはスエズ運河経路上の紅海への南の入り口に位置する。エチオピア、エリトリア及びソマリアの間にサンドイッチになったちっぽけで不毛な国はまた米国、日本及びフランスの基地の受け入れ国だ。

12。外交サークルの中には、中国がそうした基地ー仮如パキスタンにーを建設するだろうとの執拗な揣摩臆測があり続けて来たが、政府はこれを却下した。(止め)
***
 海外に海軍基地、寄港地を拠点として持てない国はシーパワーたり得ない。その点で日本はシーパワー国家でなく単なる「島嶼」にすぎない(中川八洋)。ハートランドのロシアと第二ハートランド中国の併呑活動に抗すべき国だ。対露防衛に満州は必要だったが、朝鮮半島(日韓併合)は全く無益だった。

 しつこいがロシアのプーチン曰く、「クリル諸島を返還すれば、日米安保に基づき米軍がミサイル基地を作るだろう」(=返還したら自国への脅威になりかねない)。それだからロシアが先にミサイル配備をした(北海道の多くが射程内に入った。大変な脅威の筈が何故か論じられない)。北方領土をロシアが手放すのは日本の軍事力が強大になって敵わないと知った時だろう。その時彼らは静かに撤退し、次の機会まで雌伏するだろう。
posted by 三間堀 at 15:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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