2017年01月26日

旧聞めも)【米】トランプの外交・軍事陣営の見立て アメリカ現代政治研究所 2017年1月13日



 筆者の高濱 賛が長い知人の米ジャーナリスト二人に聞いた話(日経ビジネス)が面白い見立てをしていた。トランプの陣立がリチャード・ニクソン第37代大統領のそれに似ていると言うのだ。

1。「トランプ氏はビジネスマン国務長官や軍人国防長官を指名した。これはあくまでも表向きの人事だ。トランプが彼らに外交や国防の主導権や決定権を与えるとは思えない。重要案件はすべて自分、つまりホワイトハウスで決めるつもりだろう。ホワイトハウスの陣容をみればそれが手に取るようにわかる」。

2。「ニクソンは国務長官にはウィリアム・ロジャーズ(司法長官)、国防長官にはメルビン・レアード(下院議員)を指名した。言葉は悪いが二人とも『お飾り』的存在だった。実際の外交国防政策を立案し、決定したのはニクソン=キッシンジャー・ラインだったからだ。それを可能にしたのはハルデマンとエーリックマンという『壁』だった。国務省や国防総省の官僚たちに有無を言わせなかったのはこの二人だった」。

3。「おそらくトランプもこの手法を取るに違いない。ハルデマン役はスティーブ・バノン大統領上級顧問、エーリックマン役はケリアンヌ・コンウェイ大統領顧問、キッシンジャー役は、ちょっと荷が重いかもしれないが、マイケル・フリン国家安全保障担当補佐官といったところだ」。

4。1月7日現在ホワイトハウスの陣容 *印=「帝釈天・トランプ」を支える「四天王」
*大統領上級顧問(上級戦略担当) スティーブ・バノン(元保守系メディア経営者)
*大統領上級顧問 ジャレッド・クシュナー(娘婿、クシュナー不動産オーナー、オブザーバー・メディア社オーナー)
*大統領顧問(戦略全般担当) ケリーアン・コンウェイ(保守系コラムニスト)
大統領首席補佐官 ラインス・プリ―バス(共和党全国委員長)
*国家安全保障担当補佐官(兼国際テロ対策担当、国家安全保障会議=NSC=事務局長) マイケル・フリン(元国防情報局長)
NSC首席スタッフ ジョセフ・ケロッグ(退役陸軍中将)
NSC担当副補佐官 キャサリーン・マクファーランド(元国防総省高官)
NSCアジア担当上級部長 マット・ピッティガー(元ウォールストリート・ジャーナル中国特派員、退役海兵隊大佐)
NSC上級戦略コミュニケーション部長 モニカ・クロウリー(保守系コラムニスト)
国土安全保障担当補佐官(兼国内テロ対策担当) トーマス・ボサード(元大統領国土安全保障担当副補佐官)
国際交渉特別代表(新設) ジェイソン・グリーンブラット
国家通商会議議長(新設) ピーター・ナバロ(カリフォルニア大学アーバイン校教授)
大統領報道官 シーン・スパイサー(共和党全国委員会コミュニケーション部長)
戦略コミュニケーション部長 ホープ・ヒックス(選挙対策本部報道官)(止め)
***
 この他主要国への駐在大使が外交(接点)上大切だが、機会があれば整理しよう。太平洋司令(部)ほか現場の軍人も今後確認しよう。
posted by 三間堀 at 16:40| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
米通商代表部(USTR) ロバート・ライトハイザー
Posted by 三間堀 at 2017年01月29日 14:35
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