2017年01月25日

【米】トランプ効果が市場に集結すーだがそれは幻想に基づく Robert Shiller 2017/jan/19



 踊りたい人と踊らせたい人の資産市場での狂宴。アルコホールを飲み続け、踊り続ければ酩酊すらも忘れる。そして踊り止まぬ限り真摯な警鐘もまるで狼少年扱いだ。恐らくRobert Shillerの声も鼻でせせら笑うだけで馬耳東風になりそうだ。冒頭、彼はこう語る(表記)。
<大統領に選挙された人が事業の天才だという認識とダウジョーンズへの多すぎる集中が過剰な楽観主義に導いてきた。
 投機的市場はいつだって幻想に弱いもんだ。だが市場の狂宴を見ても結果を予測する上で明確な利点は何もない、幻想の力の変化が予言困難だからだ。
 米国では最近の金融市場で2つの幻想が重要なままだ。1つは大統領に選挙されたドナルド。トランプが事業の天才で、アメリカを再び偉大にするのに取引作り技法を適用できるという入念に育てられた認識だ。もう1つは自然に起こる幻想だ。即ちダウ20,000の接近だ。ダウジョーンズ工業平均が11月以来19,000を超えている。そして無数の新聞ネタが20,000の障害とのいちゃつきに集中してきた。何が起ころうとダウ20,000が依然として市場に心理的衝撃を持つだろう。
ダウ1月の動き.tiff
出所)ブルームバーグ日本

 実は市場参加者が気付いているのかもしれない。だが運用成績を上げねばならぬ投資マネージャーは、分かっていても波があり続ける限り、それに乗らざるを得ないサーファーだ。間違っても浜辺でブルーハワイを飲みながら見物している訳には行かぬのだ。サーファーは波の動きを追うのに懸命だ。

 表記からキーフレーズをつまみ食い。
《摘要》
1。より低い法人税が自然により高い株価に導くと想定される、一方個人所得税減税がより高い住宅価格に導くかもしれない(尤も租税制度の中の他の変更で打ち消される可能性あり)。

2。トランプが何であれ金融情報を漏らせば、或いは彼の家族が終始尻改善のために大統領としての彼の影響力を利用できるなら、彼は一層事業での成功を証明できるかもしれない。

3。「アメリカ人の主な仕事は仕事だ」とクーリッジが有名にも宣言した、一方彼の財務長官アンドリュー・メロンーアメリカの最富裕者の1人ーが富者のための減税を唱導した、財産少ない人の利益に「滴り落ちる」からだ。

4。クーリッジ政権期間中のアメリカ経済は非常に成功したが、1929年にブームが悪く終わった。クーリッジ降板直後で、株式市場が粉砕し大恐慌の始まりだった。

5。2016年11月10日、トランプが選ばれた2日後、ダウジョーンズ平均が新記録の高値を打ったーそして爾来更に16日日足を伸ばし、全てニュース・メディアに吹聴された。

6。2016年11月29日、S&P/CoreLogic/Case-Shiller 全国住宅価格指数(私の尊敬する元同僚カール・E・ケースと共同設立したもの、彼は昨年7月に亡くなった)が先の9月記録的な高値に達したと発表された。

7。17年のうち19%増は圧倒的で、ケースと私とで産んだ全国住宅価格指数は実質で2006年の頂点より依然16%下回る。

8。そして千鳥足は、元の頂点よりずっと低いとき、更に長期間行き続ける傾向がある。どれ程価格上昇しなければならないだろうかを所与として、直ぐに記録更新する好機は無視される。だがひと度新記録の高値にまさに達すれば、価格がもっと追加的記録ー多分連続日でなく短期のうちにーを設定しそうだ。

9。市場で極端な持ち高をとって歪みすぎていない者にとって、幻想が新しい認識ー投機的市場にとっては非常に異なる水準を意味するものーへとどう変容するか観察するのは(儲からないにせよ)面白いだろう。(止め)
***
 😃自慢じゃないが、私は単なる観察子にすぎない。😵
posted by 三間堀 at 15:26| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
米国株、ダウ2万ドル乗せ 155ドル高、トランプ相場を米企業業績が後押し 日経
2017/1/26
http://www.nikkei.com/article/DGXLASB7IAA05_W7A120C1000000/?dg=1
Posted by 三間堀 at 2017年01月26日 07:40
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