2015年11月15日

【仏】11.13パリ攻撃の後に見込まれるもの stratfor. NOVEMBER 13, 2015



 ISから犯行声明が出てシリア空爆に対する報復とされる。併し、これだけ大規模、組織的、高度な攻撃の事前の動きが何故仏インテリジェンスの網に引っかからなかったのか、不思議だ。原文はー
"What to Expect After the Nov. 13 Paris Attacks is republished with permission of Stratfor."転載に代えて邦訳でStratforの見方を紹介しよう。なお、記事の日付に留意のこと。
《骨子》
分析
1。Update (6:00 CST):仏メディア記事によれば、仏治安勢力が嵐のように急襲してBataclan劇場を鎮圧した。攻撃者は主たるコンサート・ホール内部で明らかに手榴弾を使った、と11月13日Aujourd'hui Paris(本日のパリ)が報じた。詳細が続出中だ。60人もの多くの者がパリ中の複数のテロリスト攻撃で11月13日に死んだ。少なくとも5人のガンマンー目撃者の説明から判断して聖戦戦士のようだーが攻撃を指揮した。

攻撃の継時的経過
2。明らかに協調した攻撃が複数の場所で起こり、様々な手法が関連した。最初の波では、仏独間サッカー試合が行われていたStade de France近くの場所で2人の自爆攻撃者が爆発物に点火した。(仏大統領フランソア・オランド自身が攻撃時点に同スタジアムにいた。彼はその場から護送されると直後に仏内務相バーナール・カズナーヴと会って密議した)。手榴弾或いはその他爆発物が使われたかどうかは不明だ。それに自爆攻撃者が関連したかもしれないのはあり得る。

3。この間、ガンマンもまた発砲した。報じられるところカラシニコフ・ライフルを使って、車中からぎちぎち詰まったカンボジア・レストランに向けてだ。またBataclanコンサート・ホールで実弾が発射された、そこでは人質状況が今も進行中だ。

4。ざっと25分後、またガンマンがRue de Charonne上で発砲した。そして当初攻撃の約1時間後、他のテロリスト細胞による攻撃がルーブルとレ・アールで起こった。警察の介入隊RAIDを含む特殊警察部隊が急速に動員されていた。そして現在スタジアム周辺の地域、若者や観光客に人気のあるパリの一部10区や11区の地域にあるバーやレストラン、それにBataclan今サート・ホールを鎮圧中だ。最後者には少なくとも数人のガンマンが、主張されるところ爆発物で武装して、報じられるところ位置して最大100人の人質を拘束中だ。

5。パリでの出来事は急速に進展するかもしれないーBataclan今サート・ホールでのガンマンとの対峙は、ガンマンが人質を外そうとしていると仏特殊警察部隊が信じるならば、何時(なんどき)でも終了するかもしれない。

6。衝撃的だが、攻撃は完璧に驚愕でない。フランスやその他ヨーロッパ諸国から複数の個人がシリアに旅してそこで極論グループに参加したことがある。シャルリー・エブド攻撃も誇示したことがあるように、ヨーロッパ内部には執拗なテロリスト攻撃のリスクがある。前進中の重要問題は攻撃が丸ごと草の根なのかどうか、或いは攻撃者が指示を受けているのかどうか、或いはイスラム国或いはアルカイダといったグループの海外から援助を受けているかどうかだ。さらに、シリアといった場所からヨーロッパへの難民の最新の流入は、聖戦グループがヨーロッパで攻撃を指揮するため大きな難民の流れに自分の構成員の一部を置いたかもしれないというリスクを際立たせる。

7。国民への演説の中で、仏大統領フランソア・オランドが国は国境を閉鎖するだろうと言った。仏政府が即時に街を鍵封鎖するのを優先するだろう。民間人を保護し攻撃者を捕獲するためだ。それの次の一片はどんな実行者も逃亡させないための交通及び国境の閉鎖になるだろう。最終的に彼らは攻撃に責任ある政党を根絶するため捜査を始めるだろう。顕著なことに、オランドが公式に非常事態を宣言した。
 
paris shootings.jpg

政治的降下物
8。攻撃には確実に政治的結果があるだろう。それらが来るのは、イラク及びシリアに於けるイスラム国に対する行動のため、フランス唯一の空母シャルル・ド・ゴールがペルシャ湾に向け出港予定の5日前だ。フランスは昨年9月からシリアでの空襲を実行して来ている。同攻撃がイスラム国の作戦の核心地域へ追尾されるなら、フランスは多分特にシリアの洗浄が混雑し複雑になりつつある時にシリアとイラクで反イスラム国作戦への関与を多分深めるだろう。

9。政治的展望から、焦点が隣国ドイツにあり続けてきた数ヶ月に続いて、攻撃はフランスの長きに亘る民族摩擦の記憶喚起装置だ。高数字の移民が東と南からドイツに入国して来ている。フランスへ向かうのは非常に少数だ。結果として、フランスは移民の流入を発生させる企ての中では相対的に目立たぬことを保持して来た。尤もそれは同問題に関する無数のサミットで提示されてきたけれども、フランスはヨーロッパ中の庇護希望者の移動に対するドイツの押しを支持して来た。

10。にも拘らず、この出来事は移民流入停止並びにドイツ、スエーデン及び東中欧の多くといった国々で国境閉鎖を求めて来ているあのグループの論争を強めると予想し得る。

11。これら攻撃の勃発で、マリーヌ・ル・ペンと彼女の極右国民戦線党が人気上昇を見るかもしれない。ル・ペンは1月のシャルリー・エブド射殺事件後目立たぬようにした、そして彼女の政党の人気上昇を見た、その長く続く反移民メッセージの故だ。オランドもまたシャルリー・エブド攻撃後人気の短い上昇を見た、事件への対応の故だ。だがこの傾向の再現は予想されない、今年承認された反テロリズム施策が現実に機能したかどうか国民が今や疑問視するだろうからだ。中道右派共和党指導者のニコラス・サルコジもまた、安全保障問題に強い姿勢を取った歴史がある。彼は同主題に関してほんの先週キャンペーンしていた。2017年選挙で彼は同党の指名を求めより穏健なアラン・ジュペと戦うと予想される、そして有権者は攻撃の勃発で彼の側に振れるかもしれない。(止め)
***
 犯行声明どおり、イスラム国の犯行なのかもしれない。

 併しこれで対テロ戦争の再開を声高に叫ぶ政治家が世界中に出現するだろう。言うまでもなく、テロとは本来警察所管事項であって、戦争とは無縁なのだが、ブッシュJr.以降お手軽な戦争口実に使われ、一方警察国家化推進の道具になって来た。CCTV設置数が増加され、国民を監視する。CCTVが事後的に犯人特定に役立つことから、日本では防犯カメラと訳されるが、例えば武装して強盗を決意した者には防犯力が弱い。むしろ監視カメラ機能が強いと言っていいのでないか。

 とまれ、警察国家化進展が国民を窒息させて行くのは間違いない。🐶
posted by 三間堀 at 15:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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