2015年02月07日

【日・泰】タイ軍政の終りを要請すべき日本 Human Rights Watch 06/02/2015


 「価値観外交」を標榜していた筈の日本が、多大な投資への影響を怖れてか、今回の軍政が過去と同じと誤解したか、筋の通った話をせずなし崩し的に軍政容認へと傾いていることに私は情けなさを感じる。名を捨てて実利を選んだかもしれないが、アジアが望むのは筋を通した兄貴分としての日本だ。人道を掲げたがる癖にいざと云う場面で腰くだけになる腑甲斐なさだ。日米同盟といい条、「国交正常化をしない」米国と一線を画すのは何故か。残るは多額の投資とそれからの見返りに過ぎまい。みずから掲げた教条を捨てて省みない国家、口先だけに見える日本に信義が集ると思うのか。Human Rights Watchの報告から(表記)。
《骨子》
1。日本の首相安倍晋三はタイ国軍政指導者に人権状況を改善し、民主的な文民支配を回復せよと押すべきだ、
とHuman Rights Watchが今日言った。

2。タイ首相将軍プラユット・チャンオチャ、2014年5月に軍事クーを遂行したNCPOの議長は、2015年2月8日ー10日に日本訪問の予定だ。プラユットは安倍に会いタイ国への日本の投資を高めるよう求めるだろう。

3。「首相安倍はタイ国に於ける軍政に日本の深い懸念を強調すべきだ」とブラド・アダムス、Human Rights Watchのアジア支局長が言う。「タイ軍政指導者は、タイ国が民主的に選挙された文民支配に戻り、人権尊重が回復されない限り、通常通りのビジネスへの復帰はないだろう、と教えられるべきだ」。

4。プラユットとの会談で,安倍は「自由、民主主義、基本的人権及び法の支配という基本的な価値観に基づく外交」という2013年ヴィジョンを実践に移すべきだ、とHuman Rights Watchが言う。安倍は昨年10月プラユットと会った時、その希望を現実に翻訳するのに失敗した。安倍は日本伝統の「静かな」人権外交を公的従事や建設的批判というより戦略的な政策に変容させるべきだ。親密な外交、政治、経済、それに社会文化的紐帯が日本にタイ国と人権問題提起で正直且つ率直たる重大な梃子を提供する。

5。日本高官はタイ国政府に即時にある範囲の切迫した人権問題に対処するよう要請すべきだ、とHuman Rights Watchが言う。軍事クー以来8ヶ月、軍政は民主的支配回復に向って本物の進展を何もしなかった。軍政指導者兼首相として、将軍プラユットはいかなる司法或はその他の監視なしに広範な権限を揮う。暫定憲法と厳格な1914年戒厳令が法的免責力を軍政構成員に与え人権侵害を行っている。NCPOにより設立された鍵となる憲法上の団体は、例えばNLA(国民立法議会)、NRC(国家改革評議会)や憲法起草委員会は凡て軍人やその他軍政忠誠者の集積だ。

6。NCPOは厳格に民主的支配回復に不可欠の基本的権利や自由を抑圧して来た。NCPOは検閲を実施しメディアに軍批判をしないよう命じた。200超のウエブサイト−Human Rights Watchのタイ国頁を含む−国家安全保障への脅威として阻害されて来た。NCPOは5人超の公的集会を開かせず、反クー活動を禁じた。軍政に不同意を表明した抗議者は逮捕され、軍事法廷に送られ、そこで彼らは控訴権なしに投獄を判決された。政治的議論及び多様な政治的意見を安定性及び国家安全保障への脅威と看做して、NCPOはその掌握を大学にまで伸ばし、人権、民主主義それにプラユット政権の実績についての議論を禁じた。

7。「タイ国は軍事指導者の首締め掌握、戒厳令の全国的施行、それに仮借ない表現、集会、会議の自由粉砕の中にある」とアダムスは言う。「日本のような重要な商売パートナーららの圧力がタイ国に於ける民主的支配への迅速な復帰の決め手だ」(止め)

***
 母国を批判するのは実に嫌なことだが,若しこれを有耶無耶にすれば、日本の唱える世界/国内ヴィジョンなど、ただ口先だけの綺麗ごとになり、誰も信じなくなるだろう。日本人たる私でさえ、つい「ふにゃXX」めと毒づきたい位だから、看板を下ろせといいたい。一方で、ISに対し大向う受け狙いの敵国視宣言を行ない、人質をとられ斬首される結果を招いたことにただ収集狼狽する安倍晋三は真価見えたりだ。

 Human Rights Watchの発言は、ほぼ国際社会の定説になるだろう。つまり、日本の信用はがた落ちだ。米国でさえ、「正式国交回復はない」とラッセルが言ったでないか。自分のドジ、グズを認めたくないだろうが、その他大勢のしかもかなり後方で「人道支援」を叫んでも、大したことにはなるまいと思う。

 それでなくとも毎日流れるコーソーチョーのプロパガンダ宣言にウンザリし、街角に立つ兵を見るたびに銃口を突きつけ不本意に忍従を強いられていると感じる私には、せめて日本に動議国家此処にありの意地を見せて欲しいものだ。日本にとり東南アジアに於けるタイ国の存在は重大だ。だがそれは「正義/道義」を見失っていいことを意味しまい。ちっ(怒った顔)
posted by 三間堀 at 10:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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