エネルギー価格低迷で財源難に陥り、年金支給年齢の切り下げをしたら、盤石に見られてきたプーチンの人気が急下落した。はてさてプーチン政権の寿命にどう影響するか。表記をつまみ食いしておく。
【骸骨】
1。ロシアの与党、統一ロシアが最近の地方選挙で敗北を喫した。選挙設定は公式の退職年齢を男女共5歳引き上げる法案通過への広範な大衆的反対の最中だった。
2。加えて地方知事へのクレムリン支援候補の四人が多数獲得に失敗した。これが三箇所の先駆け選挙に結果し、不正投票のなか、別の場所での選挙無効となった。
3。プリモルスキー・クラ、ロシア極東にある地域で港湾都市ウラジオストックの本拠地で、高官たちが統一ロシア現役候補者アンドレイ・タラセンコによって僅かな勝利を投げ出さざるを得なかった。彼の反対者、共産党のアンドレイ・イシュチェンコは票集計で最後の最後までリードしていたが、その時突然、七千票差で敗北した。区域に影響を及ぼす投票違法行為の主張、少なくとも二万四千票を占め、選挙結果を変更したに十分を超えた。結果抗議を促した。新選挙は十二月にできるよう今予定中だ。そしてプーチンはタラセンコに命じて暫定指導者、以前サハリンを収めた統一ロシアの代表と交代させた。
4。ハヴァロフスク、プリモルスキー・クラの真北にある連邦地域で、ロシア超国家主義自由民主党(LDPR)候補者への第二回選挙期間中投票でクレムリン候補者セルゲイ・ファーナルが手ひどい負けを食らった。両側とも選挙詐欺と主張するけれども、中央選挙委員会はどんな違反が行われようとも結果を左右するには十分でない。類似した結果がウラジミール・エリア、モスクワの真東で起きた。そこでは現役の統一ロシア候補が期限前投票でLDPRの候補者に約20%差で惨敗した。
5。ハカス共和国で、またも統一ロシアが知事職確保に失敗した。その候補者ヴィトル・ジミンが共産党のコンスタンチン・コノヴァロフにほぼ12%差で負けた。選挙委員会が予定を立てそれから十月七日までの選挙期間を破棄した。そして投票の第二ラウンドを十月二十一日に延期した。ジミンと公正ロシア党からの第三候補者は今や競争から脱落した。コノヴァロフは数週間以内に第四位から顔を背けているだろう。
6。ハカス共和国で、人口の十七%超が連邦政府の認めた生き残りに必要な最低賃金を割る。そして男性の余命が最近引き上げられた方的退職年齢を下回る。
7。選挙結果の示すのはロシアにおける地域主義的傾向の可能性だ。同国の名目上野党の地方指導者が働くのは社旗的不満を利用して同時に自身の富裕化を図ることだからだ。
8。UR支持の減少のより幅広な意味合いを解説するのに、BMB(シンクタンクの名)の著者たちが記す。「国内外の投資家達にとって、これは投資と経営環境が異なる地域を跨ぐに連れ益々断片的になるだろうことを意味する」。ロシアは産業基盤、天然資源、社会文化的様相それに国家及びグローバル経済での役割という面で、実質的に変化する共通点のない地域で公正される。
9。与党の不人気のさらなる証拠が山為し続ける。金曜日、ロシア輿論財団(FOM)が発表した、与党の支持率が記録的な低さまで下がったことを示す新しい世論調査の結果だ。議会選挙が直ちに行われたとしたら、今年七月から五乃至十%滑り落ち、二〇一五年の五十五%という最近の高い数字から落ちるだろう。(止め)
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プーチン政権のゆらぎぶりが気になる。当面は石油収入増加しか頼りがない。