ブルームバーグに面白い記事があった(表記)3Dプリンターを使った生産のことだ。そんなものがあるな程度の認識が普通だろうが、いやいや本格生産に乗れば驚異的な力を発揮するかもしれない。そして世界の貿易構造を一変させるかもしれない。現段階ではあくまで可能性だが、未来予想図の中に繰り入れておいたらどうだろうか。
INGの国際貿易分析責任者ラオル・リーリング氏によれば、3Dプリンティングの成長により、2060年までにー
@国境を越えた貿易のほぼ4分の1が消滅する。
A高速3Dプリンティングによる大量生産が実現すれば、製品の約半分をプリンターで作ることができる。
3Dプリンティングが進むのはー
労働力が今よりも少なくてすみ、人件費の低い国から中間財や最終財を輸入する必要性が低下するためだ。
当然の結果としてー
貿易立国には大影響で輸出主導型で軽座成長しようとしている途上国は打撃を受けるだろう。
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オモチャ程度に軽視すると手強い商売敵になるかもしれない。或いは3Dプリンティングの成長が起きないかもしれない。ダメな理由がすぐにかき集めらるかもしれない。だが、大丈夫な理由が直ぐに集まる頃、参入・導入が手遅れかもしれない。