今月2度目の北朝鮮推定ICBMへの米国の反応(表記)、前稿関連としてつまみ食いで採り上げておく。
《摘要》
1。米大統領ドナルド・トランプが最新の試験を非難し、米国は「アメリカ本土の安全保障を確実にし地域内の我々の同盟国を保護するのに必要な手順すべてを取るだろう」と宣言した。
2。電話のほんの数時間後の力の見せつけに際して、米韓軍は合同実弾射撃演習を実施した、それには海上へのミサイル発射が含まれた。類似演習が今月初めの北朝鮮試験に続いた。
3。分析家が指摘してきた通り、ミサイルの距離は荷重を知らない限り不確実だーより重い荷重なら距離が短くなるかもしれない。また認知されている通り、北朝鮮はミサイルが正確であること或いは地球の大気圏に再突入するに絡む技術的諸問題を克服したと誇示しなければならない。
4。ニューヨーク・タイムズが記事見出しを「北朝鮮が専門家曰くのカリフォルニアを打撃するかもしれない弾道ミサイルを試験す」とした。最初の段落はこれが「アメリカ大統領が長く我慢できないと宣言してきた里程標だ」ートランプ政権が力づくで反応しなければならないことを意味するーと言い張った。
5。そうした記事は北朝鮮が核兵器で主要なアメリカの諸都市を攻撃するだろうとの恐怖とパニックの生み出す企図だ。これが頭の中で現実に転化する。米国を正に攻撃せんー巨大な核兵器庫による殲滅に結果するかもしれない動きーとするのは北朝鮮という小さな、貧しい国ではない。
6。寧ろ北朝鮮への予防的攻撃を計画し準備しているのは米国ー過去25年間に亘り継ぐから次へと攻撃の違法な戦争を打ち出してきたーだ。平壌の核及びミサイル試験は、米攻撃並びに全球的覇権への主要な脅威とワシントンの見做す中国に対するのを主要目的とするアジア太平洋中の大規模なアメリカの軍事的建造のための便利な口実を提供するだけだ。
7。北朝鮮の好戦的な姿勢や兵器試験は丸ごと反動的だ。それは米手中で直接踊ることであり国際的労働者階級に分断を撒き、人口を守るのに役立たない。にもかかわらず、平壌体制の核兵器追求は荒廃的な米攻撃の非常に現実の恐怖により動機づけられている。
8。判明した或いは「想像不能」なことは、ダンフォードが言う、「核兵器を用いて米国を攻撃する」能力を北朝鮮が持っていることだ。加えて、「だから私の仕事はそうならないことを確実にする軍事的選択肢を開発することになろう」。
9。CIA局長マイク・ポンペオが米国は北朝鮮指導者金 正恩暗殺計画を熾烈化すべきだと提案した。曰く、本当の問題は北朝鮮の核兵器でなくそれを誰が制御するかだ。ポンペオは、「それら2つを分離する」ため「インテリジェンス界が大統領に広範な選択肢を提供するだろうと確信する」と宣言した。加えて北朝鮮の人々が金の去るのを見たがるだろう」と確信すると言った。
10。昨日のミサイル試験はワシントンでの行動を求める大騒ぎを高めるだけだろう、それには隠密体制転換や軍事攻撃が含まれる。ロシアとの共謀という主張をめぐり囚われの身であるトランプ政権に絡みつく異常な政治的危機は注意を逸らすため北朝鮮への仮借ない手段に訴えるだろうという危険を増すだけだ。(止め)
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北朝鮮の反撃能力を同時に奪えるかシミュレーションをした筈で、軍筋情報で不可能、つまり攻撃できないと伝えられた。ソウル、東京など同盟国の被害が大きすぎる故だ。それを覚悟して攻撃するのがない訳でないが、山地の多い地勢を考えれば「ケーキウオーク」(アフガンで当初嘯いたが見事に外れた)になりそうにない。