2017年06月04日

シャングリラ対話:米国防長官、豪首相が北朝鮮と中国を威嚇す 3 June 2017


 日本ではYahoo!ニュースを見る限り、南シナ海問題の扱いが小さい。前稿の指摘、北朝鮮戦争の目的と併せ読めばもう少し深読みが必要なのではないか。尤もマチス長官の演説は30分と短く「全く内容のないスピーチ」と酷評されているが(東京の郊外より)、表記をつまみ食いで押えておこう。
《摘要》
1。対話、戦略及び防衛問題に関する秀逸なアジアの会議が、北朝鮮に米国が戦争の威嚇をし域内で仮借ない軍建造を続けるので、朝鮮半島の緊張が鋭くなるさ中に、開かれている。米海軍が今週日本海で日本と合同演習を始めた、2隻の空母、USSヴィンソンとUSSロナルド・レーガンがその打撃群及び日本の戦艦ーヘリコプター運搬船と護衛艦と一緒にだ。

2。ペンタゴンが演習を日常的なものと言い捨てるけれども、それは20年間で朝鮮半島沖に2隻の空母を巻き込む最初で、日本の海軍艦を巻き込む之までで最初だった。USSニミッツ率いる3番目の米空母打撃群が報じられるところ同地域に向かっている。また米軍は最近月韓国と拡張的な実戦演習に従事してきて、海軍、空軍それに最大30万人の舞台を巻き込んだ。[青字強調は私]

3。シンガポールでの本日の演説で、国防長官マチスは主張される犯罪活動と「違法な」核及びミサイル実験の北朝鮮の長い記録を非難した。平壌体制が「我々全員に」とって「今そこにある危険」ーつまり、「差し迫った」脅威だと彼は宣言した。特に中国に向けられたコメントで彼が付言した。朝鮮半島の非核化を確実にするには「我々全員が役割を果たすことがそれ故必須だ」。

4。マチスが中国を「本日此処に出席のすべての国々、特に中国を含む、に恩恵を与えてきた規則基盤の秩序を切り崩す」と問責した。アジアの「平和と繁栄」の基盤たる第二次世界大戦後の「規則基盤の秩序」への彼の繰り返す言及は完璧な詐欺だ。日本を打ち負かした後、数百万人の人命を犠牲にした2つの新植民地主義戦争ー朝鮮とヴェトナムーを戦うこととクーを実行し地域中の軍事独裁制を後援することによって、米國はその圧倒的優位性を強化した。米帝国主義が最終的にその戦略的地位を安定させる条件を確立したのは1972年の中国との信頼を通じてのみだった。

5。2008年の全球的金融危機に続く持続する経済崩壊のさ中、アジアを含む戦後構造のすべてが急速に分解している。歴史的衰退と衝突して、米帝国主義は益々の仮借なさを以って、その覇権を支えそのライバル、特に中国とロシアを切り崩すのに努めるため、軍事的手段に訴えようとしている。

6。「現在、全海軍艦の60%、陸軍勢力の55%、それに海兵隊勢力の約2/3が責任を以って米太平洋司令地域に任命されている。直ぐに、海外戦術航空資産の60%がこの戦場へと任命されるだろう」とマチスが自慢した。

7。マッケインのオーストラリア訪問が、主張されるロシアとの繋がりを巡りトランプ政権への動きが熾烈化する中反映した、外交政策を巡るワシントンでの深い政治危機のさ中に、生じた。ターンブルの陳述に反映した彼のメッセージは、現トランプ政権の過去を見「我々に固着せよ」が訴求であり警告だった。(止め)
***
 トランプ政権に外交政策はないとの説、ブッシュ2.0オバマ1.5路線との説がある。外交スタッフの空席或いは離脱があって、トランプの外交が外部から予測できない状態だ。一方ペンタゴンはあり得る選択肢に向かって着々準備を進めざるを得ない。∵準備には時間が掛かる。従って軍事的には緊張を高める方向で動かざるを得ない。ノルウエーで行われた北朝鮮との秘密会談は発表されものが従来の繰り返し、打開策の話し合いなし状況だ。
posted by 三間堀 at 16:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【米】中国主張の水域で米戦艦が「航行の自由」演習を遂行す 26 May 2017


 ボールは北朝鮮問題だけでない、南シナ海での動きを忘れるな。トランプ政権初の航行の自由作戦を遂行。中国は当然猛反発だ。表記をつまみ食い。
《摘要》
1。ドナルド・トランプ就任以来初、昨日米戦艦が南シナ海で中国の主張する領土周辺の12哩排他的水域に違反した。USSデューイ、誘導ミサイル駆逐艦が中国占領のミスチーフ環礁周辺の水域に入った。もう一つの初、デューイは単純に通り抜けたのでなく舐めて「作戦的術策」ー人命救済のリハーサルーを実行した、北京の主権断言へのワシントンの範疇的拒否を強調するためだ。

2。中国海軍は2隻のフリゲート艦を派遣してアメリカ船に区域立ち去りの指示をした。中国外交部が米国の行動に鋭い非難を浴びせて、彼らが「中国の主権と安全保障を切り崩す」と述べ「予期せざる空海の事故を齎す」危険があると警告した。

3。ニューヨーク・タイムズによれば、少なくとも3回の海軍による要請が作戦遂行を求めてトランプ下でなされてきたが、すべて否定された。これは、「[南シナ海のそれら島々への」中国の「アクセスは…許されないだろう」という今の国務長官レックス・ティラーソンによる1月の議会確認公聴会での好戦的な声明にも拘わらずだ。

4。昨日(5/25)の作戦は北京、アジア地域及び世界への信号、米国挑発の短い中断の終わりだ。ミスチーフ環境でのFONOP(航行の自由作戦)の脈絡が強調するのは、中国との軍事衝突の危険を冒すオバマと同じにトランプ政権がまさに覚悟したこと、公然たる衝突に結果するかもしれない行動を段階的に激化しているだろうことだ。

5。また環礁はフィリピンによって主張される。それは顕著に、ヘイグの常設仲裁裁判所による、南シナ海にある領土の中国占領に対する米国後援でフィリピンの発動した挑戦に関する2016年7月の決定で、形を生した。裁判所はミスチーフ環礁がフィリピンの排他的経済圏にして大陸棚の一部」だ、中国の占領が「主権」侵害だと判示した。

6。ミスチーフ環礁は膨大な天然ガス埋蔵量の上にあるスプラトリー島嶼群の一部だ。中国がそれを占領し1996年に恒久的な施設を建てた。2015年、オバマ政権との緊張が高まるにつれて、中国軍がちっぽけなサンゴ礁の人為的拡張を始めた。2016年半ばには、波止場と干拓した土地の上に商業機とジェット戦闘機が着陸可能な2.6km長の滑走路を建設していた。同年後半の衛星写真は中国軍が防空ミサイル砲兵隊とミサイル防衛システムを派遣したことを示す。

7。ワシントンとフィリピン体制の米同盟派とが今や攻撃的に彼の志向性反転を求めている。南のミンダナオ島全体に戒厳令を宣言するよう政権が彼に圧力をかけた後、ドゥテルテがロシアでの会談破棄とマニラへの急遽帰国を余儀なくされて辛うじて36時間後、FONOPが行われた。

8。数週間、ホワイトハウスは北京と習近平に北朝鮮、その名目上の同盟国へ、核及びミサイルへ行きのプログラムを終了すると単独で発表するよう圧力をかける時間を与えていると断言してきている。公然と中国に伝えられた顕示的な威嚇はそうしなければ、米軍が北朝鮮を攻撃するだろうというものだ。

9。今週、著名な米戦略分析家のジョージ・フリードマンが実業界の人物に平壌体制説得と頭目金 正恩斬首との北京の失敗或いは無能の所為で戦争が「差し迫っている」と助言した。口実がワシントンにより組織的に準備されているー「大量破壊兵器」によるとされる危険の除去ー北朝鮮への予防攻撃を正当化するためだ。

10。対北朝鮮戦争の本当の目的は、しかしながら、深甚に中国の戦略的地位を弱めそれを政治的に不安定化させることかもしれない。数十年間、北京は北朝鮮を飛躍させてきた、中国と米同盟国韓国との間の緩衝として機能するからだ。北朝鮮体制の破壊と韓国軍による北の占領とは国際的に証拠として受け取られかねない。つまり、中国はその固有の国境線に接する名目上の同盟国を守ることさえ出来ない、況や米国の軍事力から南シナ海での領土的主張に於いておやだ。(止め)[青字強調は私]
***
 北朝鮮問題だけにかまけていると東・南シナ海問題がお留守になって、中国が侵略的既成事実を積み上げる。それを許さないのが米戦略のようだ。
posted by 三間堀 at 12:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする