2017年06月01日

【米】北朝鮮に対する米国戦争駆動の背景 30 May 2017


 先週米海軍が第3の空母USSニミッツ打撃群の派遣発表そして月曜日、北朝鮮の短距離ミサイル発射とさらに朝鮮半島の緊張が高まった。米海軍が実戦体制に入ったと言われる中、これほどワシントンが熱を入れる理由は何か。表記をつまみ食いする。
《骨子》
1。日曜日CBSの“Face the Nation”で語り、米国防長官ジェイムズ・マチスが中国に限定された時間しかないと明らかにした。彼は北朝鮮を「米国にとって直接的脅威だ」と非難し、付け加えた。「我々は核戦争用頭部を備えた大陸間弾道ミサイルを彼らが持つまで待つ必要がない」。北朝鮮とのどんな戦争であれ「破局的に」なり、「多分大半の人々の人生のうちで最悪の類の戦闘」を巻き込むかもしれないとマチスが警告した。

2。北朝鮮に対する米国の戦争駆動は、北朝鮮体制とその小さな核兵器による脅威の疑いを批判するメディア内の不断のキャンペーンにより、随伴されてきた。マチスが既に教示した、北朝鮮による核兵器使用の企てが「効果的且つ圧倒的な対応」に遭遇するだろうとーつまり、アメリカの巨大な核兵器類を使った全滅だ。

3。中東での米主導紛争に似て、北朝鮮の「大量破壊兵器」と下劣な人権蹂躙が小さく、孤立した経済的後進国への戦争準備の便利な口実となった。米帝国主義には他の捕食的、経済的及び地政学的目的がある。取り分け、平壌体制を破壊する戦争は中国を弱め切り崩すのを目的としているかもしれない。中国がいつも北朝鮮を米国とその北東アジアの同盟国ー日本及び韓国ーに対する重要な緩衝国と看做してきたからだ。

4。1950年と1953年の間、米国が朝鮮半島で中国に対し犯罪的な戦争を遂行し、数百万の命を犠牲にした。北東アジアでの圧倒的優位を確実にするためだ。ワシントンの平壌への態度、それと決して平和条約を結ばなかった、は爾来絶え間ない敵対国の一つだ。ソ連崩壊後、アメリカの戦略は体制転換と中国の犠牲で影響圏内に北朝鮮を組み込むことに基づいてきた。米国は北朝鮮と1994年と2007年に交わされた非核化協定の側面に従って生きることに失敗した。

5。北朝鮮を巡る北京へのワシントンの絶え間ない圧力は部分的にオバマ政権の「アジア・ピヴォット」ーそれは中国を孤立させ軍事的に包囲する意図だったーが解けている徴候増大への対応だ。大統領ロドリゴ・ドゥテルテ下フィリピンのワシントン離れとより近しい北京との関係に向かう傾きが中国での経済的機会を利用する、アジアの他の場所や国際場裏での類似した漂流の最も明確な徴候だ。

6。15年後、利害関係が遥かにもっと高くなり戦争の脅威がずっと大きくなった。山なす政治的危機と国内の鋭い社会的緊張に面して、トランプ政権は米国の圧倒的優勢を断言せんと努めるためにもっともっと仮借ない手段に訴えつつある。朝鮮半島或いは南シナ海といったもう一つの発火点のどちらにせよ、米帝国主義は核武装大国と破滅的な大火の間で戦争を引き起こす恐れがある軍の処置を取るよう駆動されている。(止め)
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 米国は非核化協定を2度も交わしながらその履行を怠り、或いは踏みにじって反故にしてきた。その動機が日本への超高価なMD売り込みにあったかと噂される。つまり、ご都合で北朝鮮危機を煽ってきた側面があるのだ。勿論、日本にもそれに便乗する勢力があったし、今もある。繰り返すが北朝鮮はイラク、その後リビアでの教訓(核プログラム放棄後、戦争を仕掛けられ潰される)を骨身に沁みさせた。核プログラム放棄は武装解除であり、体制崩壊と同義だと。だから仮令協定を結んだからとて米国の履行が文字通りに期待できるとは限らないと警戒し、その履行の十全な保証がない限り核プログラムを放棄しないだろう。
 余談だがThaadの矛先は当然ながら中露だろう。🐶
タグ:北朝鮮 米国
posted by 三間堀 at 18:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする