アジア政策は今日まで専門家の助力なしにホワイトハウスにより主として運転されてきた。そしてクシュナーが過大な役割を担ってきたーと説き始める表記をつまみ食い。
《摘要》
1。ペンタゴン、国務省及び国家安全保障会議(NSC)のアジア政策を指令する上級専門家のチームを集められないトランプの無能は2ヶ月半経った政権に現れた、物議はあれど何一つ致命的でない、幾つかの真空の一つだ。批評家曰く、真空が政策と発言の荒っぽいよろめきに結果し、敵対国同様同盟国にも混乱を撒いた。
2。フリンの後釜、元トップの将軍、H・R・マクマスターがトップの側近ステファン・バノンをNSCの中核的政策決定委員会から排斥して混乱に加わった。バノン、元右翼のジャーナリストは広くトランプの内部サークルでトップの反中タカ派と見られ、トランプの時折北京に向けた威嚇調子のゴースト・ライターと推定された。
3。際立ったアジア経験が凍結されたと信じられる他の者には元国土安全保障長官トム・リッジ、元通称大使ロバート・ゼーリックや元国家情報長官ジョン・ネグロポンテ(彼はまた最近中国に向け移行した伝統的な米国の同盟国、フィリピンで大使を務めた)が含まれる。最近の報道が示すのはトランプがブッシュ時代の政策通に懐柔的な探りを入れたことだ。
4。幾つかの名前がありそうな被任命者として表面化した。マシュー・ポティンジャー、中国語を話す元香港拠点のウオール・ストリート・ジャーナル紙記者にしてアフガニスタンでインテリジェンス士官としてフリンの取り巻きがフリンの終焉に関わらずNSCの東アジア人脈を率いることになりそうだ。トランプの内部サークルの規模と貿易対安全保障に与える優先順位について鍵たる疑問はアジア政策に関し広くNSC、特にポティンジャーがどれ程大きな衝撃を持つだろうかだ。
5。ワシントンの内部者曰く、マイケル・デソンブレ、ニューヨーク本拠の法律事務所Sullivan & CromwellのM&A弁護士やジョナサン・ガラヴィズ、アジアでのゲーム・カジの産業に関するビジネス・コンサルタントで頻繁な解説者を含む知られることの少ない人物が双方とも、報じられるところ、トップのアジア志向国務省職位に任じられた。[青字強調は私]
6。低い人気度格付けや政策発議の失敗を含むトランプの国内的苦悩が既に政権の柔軟なアジア向け政策に鏡像となった。元大統領バラク・オバマの大いに宣伝されたアジア・ピヴォット政策、貿易と安全保障政策通じ中国に対抗することを目的とした複線的切り出しを破棄した後、トランプは「独自処方」で「アジアに於いて積極性を維持し従事する」と尚誓った。
7。機会を感じるライバルの中露は、フィリピン、マレーシアとタイのようなかつてのアメリカの同盟国を彼らの円に誘い込む目的で、積極的な懐柔策に乗り出した。アジア・インフラ投資銀行や一帯一路プロジェクトといった大きな発議を通じて、北京は迅速に東南アジア地域をその好みの設計とイメージに再形成しつつある。(止め)
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アジア関連人事の空席や意思決定キーマンの不明瞭は何とも困ったことだ。若しかして、トランプの娘がキーマンなんて全く異常なことだろう。まだまだアジア各国とも疑心暗鬼の手探り状態が続こう。勿論、それを黙って見過ごすほどライバルは馬鹿でなかろう。だが少なくとも軍事面でペンタゴンは必要なことをやろうとするだろうから、そちらを骨にして当面は対応せざるを得まい。🐶