2017年04月26日

旧聞)【米】かなり空席のトランプ・アジア・チーム AT APRIL 6, 2017


 アジア政策は今日まで専門家の助力なしにホワイトハウスにより主として運転されてきた。そしてクシュナーが過大な役割を担ってきたーと説き始める表記をつまみ食い。
《摘要》
1。ペンタゴン、国務省及び国家安全保障会議(NSC)のアジア政策を指令する上級専門家のチームを集められないトランプの無能は2ヶ月半経った政権に現れた、物議はあれど何一つ致命的でない、幾つかの真空の一つだ。批評家曰く、真空が政策と発言の荒っぽいよろめきに結果し、敵対国同様同盟国にも混乱を撒いた。

2。フリンの後釜、元トップの将軍、H・R・マクマスターがトップの側近ステファン・バノンをNSCの中核的政策決定委員会から排斥して混乱に加わった。バノン、元右翼のジャーナリストは広くトランプの内部サークルでトップの反中タカ派と見られ、トランプの時折北京に向けた威嚇調子のゴースト・ライターと推定された。

3。際立ったアジア経験が凍結されたと信じられる他の者には元国土安全保障長官トム・リッジ、元通称大使ロバート・ゼーリックや元国家情報長官ジョン・ネグロポンテ(彼はまた最近中国に向け移行した伝統的な米国の同盟国、フィリピンで大使を務めた)が含まれる。最近の報道が示すのはトランプがブッシュ時代の政策通に懐柔的な探りを入れたことだ。

4。幾つかの名前がありそうな被任命者として表面化した。マシュー・ポティンジャー、中国語を話す元香港拠点のウオール・ストリート・ジャーナル紙記者にしてアフガニスタンでインテリジェンス士官としてフリンの取り巻きがフリンの終焉に関わらずNSCの東アジア人脈を率いることになりそうだ。トランプの内部サークルの規模と貿易対安全保障に与える優先順位について鍵たる疑問はアジア政策に関し広くNSC、特にポティンジャーがどれ程大きな衝撃を持つだろうかだ。

5。ワシントンの内部者曰く、マイケル・デソンブレ、ニューヨーク本拠の法律事務所Sullivan & CromwellのM&A弁護士やジョナサン・ガラヴィズ、アジアでのゲーム・カジの産業に関するビジネス・コンサルタントで頻繁な解説者を含む知られることの少ない人物が双方とも、報じられるところ、トップのアジア志向国務省職位に任じられた。[青字強調は私]

6。低い人気度格付けや政策発議の失敗を含むトランプの国内的苦悩が既に政権の柔軟なアジア向け政策に鏡像となった。元大統領バラク・オバマの大いに宣伝されたアジア・ピヴォット政策、貿易と安全保障政策通じ中国に対抗することを目的とした複線的切り出しを破棄した後、トランプは「独自処方」で「アジアに於いて積極性を維持し従事する」と尚誓った。

7。機会を感じるライバルの中露は、フィリピン、マレーシアとタイのようなかつてのアメリカの同盟国を彼らの円に誘い込む目的で、積極的な懐柔策に乗り出した。アジア・インフラ投資銀行や一帯一路プロジェクトといった大きな発議を通じて、北京は迅速に東南アジア地域をその好みの設計とイメージに再形成しつつある。(止め)
***
 アジア関連人事の空席や意思決定キーマンの不明瞭は何とも困ったことだ。若しかして、トランプの娘がキーマンなんて全く異常なことだろう。まだまだアジア各国とも疑心暗鬼の手探り状態が続こう。勿論、それを黙って見過ごすほどライバルは馬鹿でなかろう。だが少なくとも軍事面でペンタゴンは必要なことをやろうとするだろうから、そちらを骨にして当面は対応せざるを得まい。🐶
posted by 三間堀 at 19:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

《薦》【日】北朝鮮緊張のさ中日本の核シェルター需要が跳ね上がる Apr 25, 2017


 マイナス金利に抵抗して自宅のタンス預金で資産防衛するため、金庫需要が跳ね上がったのは既報した。外国で超豪華な核シェルターがあるとツイートしたが、国会・マスコミ大方の能天気ぶりを他所に、北朝鮮危機に鋭敏な反応をする人が一部でもいると報じるのが表記だ。勿論、以前から核シェルターを保有している人がいて、テレビでも放送した(数十年前)ので私は知った。当時は杞憂だとやり過ごしたと思う。さすがに今回はトランプというトリックスターのお陰で舞台装置として完璧に揃い、空母カール・ヴィンソンだ、原潜アルマーダだと今度は過剰なまでに賑やかだ。真正面から議論しない悪癖のお陰で、大方の国民は日々の営みに忙しい。北朝鮮からミサイルが飛んでくる蓋然性は低いが、ものには弾みがあるから、なんらかの事情で焼け糞のミサイル攻撃があるかもしれない、と一抹の不安はどうしても残る。さあ、どうするか。「想定外」にせよ、発射すれば十数分で日本に到達する事態だから。万一とはいえ文字通り命がけだから、笑い事では済まない。

《骨子》
1。ハワイ島の高官たちが放射性降下物避難所の再開を押しているけれども、他の島(かなり近く、十分射程距離内)は活発に北朝鮮からの最悪シナリオに準備している。ロイターズが報道するように、核シェルターと放射能防止空気清浄機の販売が最近週跳ね上がってきた、北朝鮮が国連制裁に反抗してミサイル実験を推し進めてきたからだ。日本は既に実験済み北朝鮮ミサイルの射程内に十分入るからだ…

👀北朝鮮弾道ミサイル射程図→こちら
2。そしてそれが日本人の間に嫌な需要を跳ねあがらせた…

3。一般に人々の家の地下に核シェルターを建設するのを専門とする小企業が例年6件に比べて4月だけで8件の注文を受けた。その会社、西日本にある神戸本社の織部精機製作所はまたスイス製空気清浄機50台を売った。それは放射能と有毒ガスを遮断すると言われ、もっと多くの受注努力中だ、と同社取締役織部 信子が言う。

4。「シェルター建設には時間と金がかかる。だが昨今我々の聞く全てが、この緊張した環境下、今欲しいだ」と織部は言う。「顧客は直ぐに来て見積もりを出せと頼む」。

5。6人用に設計された清浄機は62万円で売り、13人用に設計され通常家庭用シェルターに設置されるものは170万円だ。

6。幾つかのシェルター用注文は小規模企業主によって従業員用に設置され、他は家族によってだ、と織部が語った。

7。最大13人用核シェルターは約2,500万円掛かり建設に4ヶ月掛かると彼は言う。

8。彼の会社が提供するシェルターは放射能と有毒ガスを阻止できる空気清浄機付きの強化された気密地下室だ。部屋はほんの660m先で広島級核爆弾が爆発した時爆発に耐えるよう設計される、と織部。あり得る有毒ガス攻撃についての懸念が日本で増大した。首相安倍晋三が今月の議会で北朝鮮はサリン神経ガスを装備したミサイル発射の能力を持つ可能性があると告げた後だ。

9。そして今日本政府は地方自治体にあり得るミサイル攻撃の場合の避難訓練を催すよう要請しており、公衆の間に緊急性感覚を高めた。(止め)
***
 中川八洋「東京に約30発の化学弾頭を投下する金正恩の北朝鮮 ──都民は防毒マスクを購入・常備せよ、地下鉄は全駅員に支給せよ!」の怒り。
<「能力を有している可能性がある」とは何だ。対日用の北朝鮮ノドン弾道ミサイル約300基すべての弾頭には、核弾頭がまだ一発も装着されていないと仮定すれば、サリンかVXかの神経ガスが装填されている。それを、あろうことか「能力を有している可能性がある」とは、事実誤認も度が過ぎよう。実際にも、対日用に配備されている北朝鮮ノドン弾道ミサイル約300基すべて、僅かな数の核弾頭の他は、サリン弾頭かVX弾頭かである。(止め)
posted by 三間堀 at 11:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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