2017年04月12日

【鮮・米】予防攻撃の兆候あらば核攻撃す、と米国を脅す北朝鮮 その2(完) Tyler Durden Apr 11, 2017



【承前】その1はこちら
11。ロイターズによれば、シリア大統領バシャール・アルアサドが催事を刻印する祝賀メッセージを送って、「拡張主義的」政策の廉で「諸大国」を扱き下ろした。

12。「友好的な両国はこの記念日を祝賀し、同時に、すべての国々をその拡張主義的且つ制圧的な政策に服させ自己決定の権利を奪う大国の野蛮な野心に対する戦争を行使するだろう」とロシアのタス通信が引用して述べた。

13。北朝鮮と豊かで民主的な南は技術的に依然として戦争中だ、彼らの1950−53年の紛争が終わったのが停戦で平和条約でないからだ。北は定期的に南とその主要同盟国米国を破壊すると威嚇する。

14。この間、南方数百km、韓国の大統領代行黄 教安(ファン・ギョアン)が北朝鮮による「より大きな挑発」を警告し、軍に監視を高強度にし米国との緊密な連絡を確実にせよと命じた。「最高人民会議を含む様々な記念行事に時を合わせた核実験といったより大きな挑発を北が遂行するかもしれないことがあり得る」と黄、朴槿恵(パク・グンヘ)元大統領が汚職スキャンダルで除去されて以来の代行指導者が述べた。

15。また韓国高官は差し迫る安全保障の危機或いは戦争勃発という社交メディアでの話を鎮静化するのに苦労した。「我々は朝鮮半島の安全保障状況について誇張された評価によって目眩ましされないように用心をお願いしたい」と国防省報道官ムン・サンギュンが述べた。

16。南の首相兼大統領代行が4月25日の陸軍創立日を含む他の記念行事に合致した北による「重大な挑発」を警告した。「相当数の記念式典を刻印する別の核実験といったもっと重大な挑発行為を北が打ち出す可能性がある」と閣僚会議で黄 教安が述べた。月曜日、朝鮮日報が「軍事選択肢」の展望といった「見えない環境への準備」のため15万名の中国部隊が中国国境に派遣されたと報じた。

***
17。シリアと並んで、北朝鮮が米大統領ドナルド・トランプの政権に直面する最も差し迫った外交政策問題の一つとして登場した。同国は5回の核実験を遂行してきて、うち2回が昨年だ。そして米国に到達可能な核弾頭つきミサイルの開発作業中だ。トランプ政権は北朝鮮に対する政策を見直し中で、軍事攻撃を含むすべての選択肢が卓上にあると言った。だが米高官はどんな行動が取られるにしても非軍事行動がリストの先頭にあるようだ、と述べた。【続きはこちら
posted by 三間堀 at 14:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【鮮・米】予防攻撃の兆候あらば核攻撃す、と米国を脅す北朝鮮 その1  Tyler Durden Apr 11, 2017


 核プログラムを廃止したら米国が攻撃して来て滅びる、との教訓をイラク、リビアで学んだ北朝鮮が核開発に励むのは当然だ。サダム、カダフィーの死を以って米国が教え込んだ結果だ。北朝鮮ならずとも米国による翻弄を恐れる国々はさぞ強い動機づけをされただろう。いかに制裁を強化し、威嚇を繰り返しても米国の望む成果は得られまい。簡単に制裁強化を呼びかける論者がいるが、確かに当該国の庶民は苦しむし経済力は衰えようが、支配層が屈服するのは滅多にない。そもそも制裁は戦争の一形態(兵糧攻め)で本格的武力攻撃の前段階として意味を持つ。皮肉なことに制裁で屈服する相手なら、匂わせるだけで足り実際に制裁するまでもない。まして金一族の生き残りを賭けた核プログラム開発を制裁ごときで止めさせられる筈がない。日本も北に制裁して何か得るものがあったか。精々拉致被害者家族の感情を少々慰撫した程度だろう。

 済まん、余談が長くなった。閑話休題。表記は追い詰められた北朝鮮の反応の一部だ。米国に攻撃されて北朝鮮が黙っている筈がない。何をするか。せめて一矢報いるには米国本土にミサイルの一本は打ち込みたいだろう。少なくとも目前の敵のみならず、日本の米軍基地を破壊したいだろう。精度が悪くて標的を外すかもしれないが、日本の何処かに着弾するかもしれない。私は信じていないが、それが核弾頭つきならどうするか。表記で北朝鮮の反応を手探りしてみよう。
《骨子》
1。USSカール・ヴィンスン空母群が一部の者が憶測する金 正恩体制への「斬首」攻撃を打ち出すかもしれないもののために朝鮮半島へと出帆したので、火曜日北朝鮮の国営メディアは米国予防攻撃の兆候に対し核攻撃で米国を威嚇し、ワシントンが核保有国へのネジを閉めれば「戦争」の覚悟があると警告した。

2。北朝鮮の官製労働新聞曰く、同国は米国による(理由のない)侵略には何であれ対応する覚悟だ。「我々の革命的で強力な陸軍が鋭意、韓国や太平洋作戦戦場だけでなく米本土にある米国の侵略的な基地に核の視力が焦点を当てて、敵分子の各動きを監視中だ」と言った。

3。北の外務省は、KCNA通信社の伝えた声明の中で、米海軍攻撃グループの接近がアメリカの「侵略の仮借ない動きが深刻な段階に達した」ことを示したと言った。

4。「我々は決して和平を請わないが武器の強力により我々自身を防衛し我々自身の選んだ道を保持するために挑発に対しては最も厳しい対抗措置を取るだろう」と身分の分からぬ省報道官が言った。

5。先週朝鮮半島に関して緊張が鋭く高まった。先週の対シリア攻撃に続いて牽引力を得た顕著な米国による軍事行動と懸念の中孤立したきたが直ぐにでも第6回核実験を実施するかもしれないとの話があるからだ。

6。最高人民会議会合(大きな約束が発表される、そして、国家政策目標が正式に承認されるその年2回のセッションの1つ)を、北が火曜日に招集した。北中からの代表団が会議会期に先駆けて平壌に到着してきている。彼らは以前の指導者金日成とその息、金正日の彫像を訪ねた、と国営メディアが報じた。

7。土曜日が金日成、建国の父で現支配者金 正恩の祖父の105回目の生誕記念日だ。軍事パレードが北の首都平壌で見込まれる、その日を記念するためだ。また北朝鮮は屡々、国連安保理決議に違反して核或いはミサイル実験で重要な記念日を刻印する。
地図)北朝鮮ミサイル及び核施設位置図→ こちら

8。数千人の部隊と軍のトップ高官が月曜日平壌に集い、指導者金 正恩への忠誠を彼の祖父の生誕記念に先駆けて誓った、と国営メディアが言った。

9。国営テレビが、連なって行進し防腐処理された遺体の展示してある錦繍山太陽宮殿の前を体制の創設者金日成とその息金正日の巨大な肖像を掲げる鵞鳥歩きの数千名の兵士を映し出した。

10。「若し彼ら(米国及び南)が戦争の口火を切ろうとすれば、我々は侵略者全員を痕跡なく一掃するだろう…我々の強力な予防核攻撃をもって」と黄 炳瑞(ファン・ビョンソ)、北の陸軍政治局長が演説で語った。
(止め)
【その2へ続く】
posted by 三間堀 at 10:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【中】米軍の北朝鮮攻撃を恐れる中国 11 April 2017



 「シリア攻撃の後、次ぎは北朝鮮か」ー環球時報

 既に中国は北朝鮮との国境近くに軍を派遣したとの未確認情報がある。北朝鮮有事に怒涛のように押し寄せるだろう朝鮮人を押し戻すためというのが大方の見方だが、実際は何を中国が恐れるのか。表記をつまみ食いして手がかりを探してみよう。
《摘要》
1。「シリアでの成功に大胆となって」と新聞は述べ「ワシントンは多分平壌の挑発にもっと我慢しなくなるだろう。空襲で北朝鮮各施設の破壊が最早トランプ・チームによる馬鹿げた着想とは考えられず、屡々語られている真剣な選択肢だ」。

2。トランプ政権は北朝鮮向け米戦略の全面見直しを終えた。先週金曜日のNBC報道によれば、今生きた考慮下にある選択肢は朝鮮半島に米核兵器を戻す、北朝鮮指導者を殺す「斬首急襲」それに北朝鮮の核及び軍事施設を攻撃する隠密軍事行動を含む。

3。トランプの国家安全保障補佐官H・R・マクマスターが日曜日フォックス・ニュースに告げた。米大統領が北朝鮮の措く脅威を取り除く「全範囲の選択肢」が与えられるように依頼した。北朝鮮が今週同国の故建国者金日成の誕生日に合わせてミサイル或いは核実験を実行するかもしれない憶測のさ中、カール・ヴィンソンを差し向けたのは「賢明」だとマクマスターが宣言した。

4。環球時報社説は、中国指導部内の恐れを反映して、北朝鮮への米攻撃の何であれ「核施設や関連軍事インフラに限定されそうになく」、米同盟国韓国への荒廃的な報復を挑発するかもしれない、と警告した。「斯くして、北朝鮮軍事攻撃が半島での大規模な血まみれ戦争に進化するだろうことが非常にありそうだ」。

5。韓国朝鮮通信社の未確認記事によれば、中国軍が「見えない環境」準備に北朝鮮との国境へ15万人部隊を移動させた。報じられるところ分隊は北朝鮮難民流入用に訓練する医療及び支援分隊を含む。同記事は中国外交部により否認され、米国防総省はthe Daily Callerに中国北朝鮮国境沿いで重大な部隊移動の「証拠がない」と告げた。

6。にも拘らず、中国政府は後背地で全面戦争の引金を牽く対北朝鮮米軍事行動の展望について神経質だ。先週末の中国国家主席習近平と大統領ドナルド・トランプとの会談で、北朝鮮がアジェンダに高揚した。トランプは効果的に習へ平壌を強制して米要求を呑ませるか或いは北朝鮮への米攻撃の展望に直面するかの最後通牒を突きつけた。トランプが会談最中にシリアへの米攻撃を授権した事実が脅威を強調した。

7。北京はジレンマに囚われている。一方で、北朝鮮のミサイル及び核実験に反対してきて、それが北東アジアでの軍事建造の口実を米国に与える。他方で平壌体制の崩壊を欲しない、玄関口の親米同盟国につながりかねないからだ。中国は交渉を要求し続けるが、トランプ政権は要求が満たされない限り拒否してきた。

8。平壌に圧力を及ぼす北京の能力は、石油供給の切断といった片輪にする制裁を欠いて、限定的だ。中国は既に北朝鮮に重い経済制裁を課す国連決議に合意し、2月、隣国からの石炭輸入を停止中だと発表した。中国は図抜けた北朝鮮最大の貿易相手で北朝鮮への中国の制裁は既に両国関係の鋭い劣化を引き起こしてきた。

9。中国が北朝鮮を脅して服従をさせるのをトランプ政権が待つかどうかは分からない。ホワイトハウスは既にその最も近い同盟国ー日本、韓国及びオーストラリアーと朝鮮半島情勢について議論をしてきた。近海でのUSSカール・ヴィンスンとその打撃群は単に、米軍が攻撃準備しているという最も明瞭な示唆だ。

10。シドニーのデイリー・テレグラフが本日報じた、「オーストラリアとその同盟国は北朝鮮発射の実験ロケットを米国が撃ち落とす可能性に対して待機するようさせられてきた」。インテリジェンス筋を引いて、そうした実験が4月15日、金日成誕生日に或いはもっと直ぐに起こるかもしれないと同紙は示した。

11。オーストラリアの新聞曰く。米国は「これらロケットを撃墜する万全の準備をしたとオーストラリアに通告したことを理解している。パイン・ギャップにある豪米合同施設が北朝鮮のミサイル発射を監視しており、待機中だ」。中央部オーストラリアのパイン・ギャップ偵察基地は中東から北東アジアまで幅広い地球規模の掃討のために、米国の戦闘機に情報と標的情報を提供する。(止め)
【続きはこちら
posted by 三間堀 at 04:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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