2017年04月06日

【米】ラルフ・ローレン:旗艦店五番街を閉鎖、職を切る Tyler Durden Apr 4, 2017


 日本・中国を含む世界中で百貨店、スーパー/ハイパーマーケット、大型小売店などが多数店舗を閉店し、従業員を解雇する動きが続いている。下層向けウオールマートも例外でない。然らば高級ブランド店はと言えば、これまた例外でない(表記)。ネット通販との競合だけが問題なのか。
《骨子》
1。進行中の小売大虐殺が今朝方最新の犠牲者を出した、偶像的な贅沢品小売商ラルフ・ローレンが他の事務所や店舗の連なるニューヨーク市五番街の旗艦店ポロを閉店し、コスト節減計画の一部として仕事を切ると述べた。また同社は火曜日、五番街店の製品をマディソン街と下町立地にあるラルフ・ローレン男物女物旗艦店舗に統合するだろうと言った。

2。報道発表から。
 店舗足跡最適化へのラルフ・ローレンの継続する関与の一部として、同社は五番街711の貢献してきたポロ店舗を閉鎖し、その製品をマディソン街と下町立地にあるラルフ・ローレン男物&女物旗艦店舗に統合するだろう。同社は7つの追加的店舗立地とニューヨーク市の旗艦ポロ・バー・レストランを運営し続けるだろう。

3。これらの決定は、組織、原価構造及び不動産財産の合理化継続行動と一緒になって、年間費用節約で凡そ1.4億ドルに結果するだろう。またそれが将来の成長のための投資資金調達に役立つだろう。これら節約は同社の2016年6月7日投資家の日に発表された年間費用節約1.8ー2.2億ドルに加わる、金融目的達成の一部だ。ラルフ・ローレンはこれら新規活動の結果として3.7億ドルのリストラ費用を被ると見込む。

4。また同社はRalph's Coffeeをテコ入れし、忠誠的と新規の顧客に結びつける新店舗形式を開発することを含む、新規小売概念を探索するだろう。

5。また同小売商曰く。e商業の動きがSalesforce.com Incのより安くもっと効率的なCommerce Cloudプラットフォームに動くだろう。ラルフ・ローレンは昨年、車内の全球的e商業プラットフォームを構築中だと言っていた。

6。ラルフ・ローレン曰く。費用で3.7億ドルを被り新施策で約1.4億ドルを節約すると見込む。それらは6月発表の原価削減計画の一部だ。同小売商はどれだけの数の仕事w切るのか特定しなかった。

7。昨年6月、ラルフ・ローレンは、費用低減と売上成長再生のために1000人を切り50店舗を閉鎖するだろうと言った。ロイターズが加える通り、ラルフ・ローレンは他の贅沢ブランド同様アメリカ人がアパレルやアクセッサリーに支出を少なくするにつれ格闘してきており、過去7四半期売上減の結果だ。


8。ラルフ・ローレン空室からの顕著な家賃不足の結果としてどのCMBS貸付金が衝撃を受けるか、或いは空室になればすぐに新規賃借人が後を襲うまで既に署名済みなのかどうかは直接的に明瞭でなかった。(止め)
***
 e商業との競争は時代の流れだが、それだけなのか。消費者の懐具合の変化がどうなのか。つまり従来の顧客基盤の崩壊が進んでいないか気になるところだ。言うまでもなく、アメリカ経済のエンジンは個人消費だから、実店舗分が単純にネット売上に振り変わるなら、全体への影響は小さい。そうでなく全体が縮小するなら別問題だろう。
posted by 三間堀 at 17:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【米・中】北朝鮮との戦争で中国を威嚇するトランプ 4 April 2017


 トランプがFTの独占インタビューで”Trump warns China that US is ready to tackle N Korea”、謂は中国の同意なくとも単独行動する、と答えて北朝鮮攻撃の蓋然性が高まった。米中会談目前の今、再度黙認を迫ったものか(表記)。答は直ぐ出るから、憶測を重ねても無駄だが、論点整理にはなろうからつまみ食い。
《摘要》
1。トランプが習に伝える意図の最後通牒を概説した。「中国には北朝鮮への大きな影響力がある。そして中国は北朝鮮で我々を手助けするか或いはしないか孰れかを決定するだろう。そしてそうすれば、それは中国にとって非常に良いだろう、そうしなければ誰にとっても良くないだろう」。

2。トランプの威嚇には意味が一つだけある。即、中国政府が経済的に平壌体制を不具にするか、追放するかの覚悟がなければ、米国はその北朝鮮処理に大規模な軍事力を含む凡ゆる手段を使う覚悟だ。米国務長官レックス・ティラーソンが先月のアジア歴訪中に強調したように、北朝鮮との戦争を含む凡ゆる選択肢が卓上にある。

3。どのような手段を米国が当初取ろうとも、自分は北朝鮮攻撃を覚悟した、そして告知なしにそうする可能性があるとトランプが絶対的に明らかにした。「私は中東でどこを叩くか教える過去の米国ではない」と新聞に告げた。「我々が言うのは…『我々が4ヶ月以内にモスルを攻撃しているだろう』…何故彼らは話しているのか。話す理由がない」。

4。ホワイトハウスは習のトランプ会談に先駆け、北朝鮮に向かう米政策見直しを丁度完了した。選択肢は報じられる所北朝鮮だけでなく平壌と取引する中国企業にも重度の制裁を含むけれども、トランプ政権はそこで止まらないかもしれない。

5。フィナンシャル・タイムズがトランプに尋ねた。「中国の助力なしにそれ(北朝鮮)を解決できると思うか’。彼の全き呵責なさが一語の回答、「全面的に」に要約された。再び同じ質問を訊かれて、彼が答えた。「これ以上言うのは無用だ。全面的にだ」。

6。朝鮮半島の計算不能な戦争の結果はオバマの国防長官、アシュトン・カーターにより要約された。長いこと北朝鮮攻撃の支持者だったからだ。日曜日ABC Newに語り、カーターは中国を押して北朝鮮に対し行動を取らせるのに楽観的でないと宣言した。

7。その時軍事選択肢が卓上になければならないと人的被害に無情な無関心で彼は言い張り、米国の北朝鮮予防攻撃発生に際して起こるだろうことを素描した。「極めてあり得るのが彼ら[平壌]が…企図された韓国侵略を打ち出すかもしれない。私が言った通り、その戦争の結果には自信がある、それは北朝鮮の敗北だろう」。

8。「だが私は警告する必要がある。これは、先の朝鮮戦争以来見たことのない随伴する暴力の熾烈さを持つかもしれない戦争だ。ソウルはDMZ境界(北朝鮮との国境)に正に接する、だから仮令結果が確実でも、それは非常に破壊的戦争だ」とカーターが宣言した。

9。朝鮮戦争は中国と米国とが直接戦争を戦った唯一の時だった。北東アジアでの朝鮮半島の戦略的地位がそれをー米中だけでなく日露をも巻き込むー1世紀超の間侵略と戦争の焦点にした。危険は新戦争が急速に核兵器で武装した国を含む他の軍事大国を引きずり込むかもしれないことだ。

10。世界戦争の危険がトランプの常軌を逸した呵責ない行動の結果として生じるだけでない。寧ろ彼の不合理性はアメリカ及び全球的資本主義の深甚な危機並びに歴史的衰退を止めるために現在の軍事の圧倒的優位性を利用するー結果がどうあれーと彼の語りかける米支配階級の産物だ。中東及び中央アジアでの四半世紀の軍事的挑発と侵略は今や主要な米国のライバルー取り分け、中国及びロシアーとの衝突に合体しつつある。

11。2003年の犯罪的米主導のイラク侵略或いはもっと最近の中東での戦争と違って、対北朝鮮戦争の秒読みは公然とはなされていない。にも拘らずそれは仮借ない論理で進行中だ。(止め)
***
 北朝鮮がソウルを火の海にするのは容易だ、ミサイルが国境線近くに配備されており、ソウルは間近だからだ(落下型ミサイル)。カーターは楽観的だが、北の移動式ミサイル発射装置を破壊する或いは地下150mに住む金 正恩を殺害するのが容易か(地中貫通型核ミサイルを使用したにせよ)。既に潜入したと言われる暗殺を目的とした米特殊部隊にインテリジェンスがあるのか。空襲・空爆だけでは不足だろうが地上軍投入はどうなのか(ペンタゴンが作戦準備を終えた筈だが)。ロシアが静観するのか…日本は密かに準備しているにせよ能天気な国会議員がいる以上に庶民はマスコミのアホの所為で全く問題意識に欠けている。(少なくとも米軍基地破壊のための)ミサイル飛来時の避難場所さえ知らない。

 一旦、危機が発生すれば一丸になる美質はあっても、九条の呪文が効かないと分かった時の日本人にヒステリーが起きないか。非常時の食料・水の備蓄は足りるのか…万一に備えた対応をしておかねばなるまいに…
ラベル:米国 中国 北朝鮮
posted by 三間堀 at 14:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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