東欧のバルチック海から中央アジア、中東それにアフリカの角まで仮借ない軍事の段階的激化に米軍が関連していると説き始める表記をつまみ食い。
《摘要》
1。将軍ジョセフ・ヴォーテル、米国中央軍司令部司令官が水曜日下院の軍事委員会で「イランは世界のこの部分に於ける安全保障にとって最大の長期的な脅威を措く」と告げ、そして「軍事的手段或いはその他手段を通じて[イランを]妨害」すべくワシントンが行動することを要求した。
2。ヴォーテルが続けてイェメンでの拡張された米軍介入の事例を提示し、此処には「危機の死活的米国益がある」と宣言した。最貧のアラブ国、そこでサウジ・アラビアとその同盟国が不可欠な米インテリジェンス及び兵站の支援と並んでアメリカの武器を使い、人口へのほぼ大量虐殺的な戦争を遂行してきた。ペンタゴンが外部世界と飢えた人口間のイェメンの最終的連携を構成する紅海の港を捕獲する目的の首長国軍による攻撃を後援中なので、同陳述が出た。
3。ヴォーテル証言は米欧州司令部の長、将軍カーチス・スカパロッティが同じ下院の委員団に、恒久的にロシア西部国境に配備位された、もう1つの完全な米機甲部門ーアブラムズ主力戦闘戦車、歩兵連隊戦闘車両並びにミサイルシステムとアパッチ及びブラックホーク・ヘリコプターで装備した2万人もの米部隊ーを欲しいと告げた。加えて同国海岸線近くに米戦艦の増大されたプレゼンスを呼びかけたー「水陸両用軍付きの空母支援グループー及びウクライナの右翼ナショナリスト体制への『最終兵器』の提供ーがあれば素晴らしいかもしれない」。
4。ロシアを「攻撃」及び「悪意ある行動」の廉で非難しながら、彼はモスクワを「非常に最終的で強靭な敵」と表現した。ペンタゴン予算のため大統領ドナルド・トランプの提案したあの540億ドル増がロシア軍事支出の80%に等しいなんてことは決して気にするな。
5。1週間前、米アフリカ司令部首脳、将軍トーマス・ウォルドハウザーがトランプ政権にあの極貧のアフリカ国に総力のアメリカ侵攻の道均しをするソマリアでの米軍事作戦を制限する制御を外すように呼びかけた。昨日APはトランプ政権がこの要求を認可したと報じた。
6。これが発見したのはシリア及びイラクでペンタゴンにより実施された殺人的な攻撃中の赤裸々な表現で、米爆撃がイラクで2番目に大きい都市モスルの住宅近隣地区全体を瓦礫と化し、シリアのモスク及び学校への攻撃で無辜の市民を殺した。
7。以前、イラク及びシリアでの米作戦長、将軍ステファン・タウンセンドがモスル作戦を「第2次世界大戦以来生じた最も重大な都市戦闘」と述べ、それを「厳しく野蛮」と性格付けた。
8。都市戦闘は、特筆されるべきことだが、近年、米軍事計画者の重要な焦点であり続けてきた。先週開催された「戦争の未来」会議での将軍マーク・ミリー、米陸軍参謀長による陳述を引用して、ミリタリー・ドットコムが報じた。「戦争が政治ならば、人々の暮らす所で戦われるだろう、そして『私見では都市域で戦われるだろう』とミリーが述べた。『それが米国陸軍には巨大な意味合いを持つ』」。
9。モスルの怯えた人口ー推定60万人の子供を含むーがそうした作戦用の軍勢を準備する上で米軍によりモルモットとして使われる。それを利潤システムの創造した広大な社会的多極化を前提に不可避と見るからだ。そうした未来の都市戦闘は、よく分かっている、アフリカや中東の戦争に引き裂かれた諸国だけでなくアメリカ自身の諸都市でも遂行されるだろう。
10。最終的分析として、米軍及びその上級司令官の巨大な力と影響にも拘らず、世界戦争への駆動はトランプによる将軍たちの解き放ちにではなく、全球的資本主義の危機、ワシントンの群れ指導を受けて各資本主義大国を再武装と軍国主義に駆動しているライバル国民国家への地球の分割と世界経済との間の解決不能な矛盾の中に根ざしている。(止め)
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将軍たちの現場の要求をどうするかは偏にトランプの政策判断だ。ロシアとの宥和を使うなら、それなりにブレーキをかけねばなるまい。中国と戦う気なら戦力の大再編が必要だ。