2017年04月01日

【比・中】係争中の島を巡りフィリピン、中国間の緊張が勃発 30 March 2017


 「過去数週間、南シナ海にあるスカボロー岩礁を巡り北京マニラ間で鋭い緊張が発生、フィリピンを握る危機の先進的性格を露呈した、ワシントンの対中戦争準備の結果だ」と書き出す表記。中国に擦り寄って見せたドゥテルテ大統領だったが、さて。以下つまみ食い。
《摘要》
1。スカボロー岩礁はフィリピン・ルソン島の西方140マイルに位置する岩と環礁の三角形の鎖だ。2010年オバマ政権の「アジア・ピヴォット」打ち出しが起きて、南シナ海の岩のこの収集物が熾烈な争いの主題となった。2012年上半期の数ヶ月間続いた軍事対立でマニラと北京とが環礁をめぐる射撃戦の瀬戸際になった。

2。ワシントンはスカボローが地政学的赤線で、中国による施設建設の動きは我慢されないだろうと示してきた。2016年に語り、当時の米国防長官アシュトン・カーターはスカボローでの北京による干拓活動が「米国と…地域のその他国によって取られる行動に結果するだろう、そしてそれは緊張を増すだけでなく、中国を孤立させる効果を持つだろう」と威嚇した。

3。スカボローに関する報告は南シナ海にわたりワシントンの実施するより大きな挑発に合致した。2日前の3月15日、ロイターズが南シナ海に於ける主張される所新しい中国の建設に係る記事を公表した。同日、米上院議員マルコ・ルビオとベン・カーディンが南シナ海及び東シナ海制裁法を導入し、「南及び東シナ海プロジェクトの建設を助ける」中国人へのヴィザ禁止を呼びかけた。それは「悪意で制裁を受けた個人及び団体への重大な金融取引を実施或いは便宜供与する」外国金融機関に「制裁」を課すかもしれない。

4。3月19日フィリピン外交部(DFA)が北京は計画された建設の報告書に説明を与えよと要求した。緊張を封じ込め北京との発展的関係を続けるのを求めてドゥテルテは、「中国がこれをやるのを我々は止めさせられない…私にどうしろと言うのだ。どうして欲しいんだ。中国に宣戦布告するのか」と宣言した。

5。南シナ海でのフィリピンの法的主張を促進する際中心的役割を果たしてきたフィリピン最高裁判事アントニオ・カルピオが3月20日紛争に介入した。彼が鋭く大統領に、中国に対しフィリピンを防衛する「憲法上の義務」があると報知した。しかしながらカルピオはフィリピンが弱すぎて中国軍を打ち負かせないと認めた。彼はそれから解決策を提案した。「フィリピン海軍をスカボロー岩礁警邏に派遣せよ。中国人がフィリピン海軍艇を攻撃すれば、南シナ海で作戦中のフィリピン海軍艇への武装攻撃の何であれをもカバーする比米相互防衛条約を呼び出す」。

6。換言すれば、フィリピンの最高裁判所は公然とワシントンの条約上の責務を呼び出すためにマニラは中国との衝突を挑発せよと提案している。
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posted by 三間堀 at 16:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【米露】ティラーソンのモスクワ訪問は「うまく行っている」;米大使テフート EIRNS March 30, 2017


 マスコミ、議会などでのロシア嫌い、対露強硬論が吹き荒れる中、トランプの対露和解路線がどうなるか。トランプが希望するプーチン大統領との面談、その前段ティラーソン訪露の運び(表記)。短信だがニュースとして採り上げる。
《骨子》
1。欧州ロシア北部の都市アルハンゲリスクでの国際フォーラム「対話の北極海領土」で語る、駐露米国大使ジョン・テフートが3月29日記者団に教えた。米国務長官レックス・ティラーソンのモスクワ訪問が「うまく行っている」。タス通信社が報じて、またロイターズの記事、ティラーソンがロシアを4月12日に訪問するかもしれない、を引いた。

2。テフート大使曰く。「ティラーソン訪問にどんな遅れがあるとも考えない、それに両側がこれをやり遂げねばならない」。また「会合が行われるだろう、両側が発表時期を合意せねばならぬだけだ」とタス通信が伝えた。

3。また国際フォーラム「対話の北極海領土」にはロシア大統領ウラジミール・プーチンが出席した。タスが別の箇所で報じたところ、米国務長官ティラーソンと国際テロリズムに対する露米共闘を議論する積りだとプーチンが確認した。曰く「そうとも、勿論、我々のアジェンダ上の重要問題の一つがテロリズムとの戦いだ。ティラーソン氏が来ればー以前何回か、2、3回か会ったことがあるー我々はきっとこの問題を議論するだろう」。と3月30日ファーラムの本会議で語った。(止め)
posted by 三間堀 at 11:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【泰】軍政後援の憲法草案が4月に批准:憲法起草者 P 30/03/2017


 国王逝去や新国王からの注文で改訂する作業の発生で遅れていた憲法草案のその後(表記)。一応ニュースとして採り上げる(本当は😠)。
《骨子》
1。軍政の憲法起草委員会(CDC)が憲法は4月に批准されるだろうと確認した。今月、CDCはまた2本の組織法案ー政党及び選挙委員会に係るもの=を軍政任命議会に提出するだろう。

2。2017年3月28日、ウドム・ラタマリット、CDC代表曰く。憲法草案が既に国王に最終承認のため提出された。万事が計画通りなら、憲法が4月に批准されるだろう。

3。憲法批准後、CDCは即時にタイ国の選挙委員会及び政党に係る組織法を国家立法会議、軍政任命の立法部に提出するだろうとウドムが言った。

4。ウドムがこれら発表をしたのはタマサート大学法学部での「新憲法下の憲法裁判所」と題するセミナーでだ。同セミナーは問題を提起した、「研峯裁判所も憲法草案下協力過ぎるのか」。

5。憲法草案第5条下、憲法裁判所長官は憲法に適用条文のない事件に裁量を行使できる。そうした事件の決定は他の高位の立法及び司法官、仮如首相、下院議長、上院議長、最高裁判所長官及び最高行政裁判所長官との合同会議でなされるだろう。

6。合同決定は全国家組織に関して最終的且つ拘束的と見なされることになるかもしれない。第212条は第5条下に落ちるだろうと考慮される可能性のある他の団体による判決を停止するさらなる権限を裁判所に与える。第213条もまた憲法上の権利或いは自由が侵犯される場合最高裁判所への陳情を国民に許す。

7。しかし憲法裁判所の権限は組織法によって制限されるだろうと言い立てた。(止め)
***
 どんな議論をしようが、新憲法下の体制は軍政の延長、最低5年、それに内閣への強制力を持つ国家改造計画で20年続く。先の国民投票で中身(議会制民主主義の放棄、軍政のおX直し)を知らぬまま、過去の延長と考え、軍政の早期終了を願った国民のXXかな選択がやがて「新憲法下選挙の無意味」を知らせることだろう。😵
posted by 三間堀 at 09:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年アセアン外相静養先会議:アセアンの南シナ海議論の概略 ISEAS 13 March 2017



 表記の要約部分をつまみ食い。
《摘要》
1。アセアン外相静養先会議が行われたのは2017年2月21日のフィリピン、ボラカイ島だ。

2。中国に対する米国の姿勢が再保証というよりも懸念をずっと多く齎した、一方中国の南シナ海に於いてより大きな軍事的足跡を確立する追及は調子を変えずに続く。この間、中国が2017年央には行動規範 (COC) の枠組み完成のためにアセアンと作業するだろうと発表した。

3。静養先での南シナ海議論は抑えられ、議長の報道発表は同問題に関して前向きの調子を採用した。だがそれはフィリピン外相による会議後の記者コメントと対象的だった。

4。パーフェクト・ヤセイのコメントは領土関係を超えて中国との特権的経済従事という大統領ドゥテルテの政策と鋭い対照を見せた。

5。会場での大きな展開が現在の平穏な外見を揺るがさぬ限り、2017年の南シナ海に関するアセアンの言説はこの静養先会議で展示された「柔和で安全な」方式を続けるだろう。

6。アセアン加盟諸国は二カ国間及多数国間従事を助長する環境を維持するだろう。南シナ海について今年のアセアン議論は特定の成果物、特にCOC枠組みの完成が焦点になるだろう。(止め)
***
 いつもながら蝸牛の歩みだが、その背景の一つにはオバマ政権時代の本気があるのかないのか不明な曖昧模糊があった。加盟国間格差是正の重要性を認識しながらも、鉄道・道路・海路(港湾)・航空便の連結性向上(結果的に改善)しか唱えるものはない。だがそれは長期的効果であって今現在の格差を埋めるのは、特に弱小国は中国に頼るしかない。

 南シナ海問題ではインドネシアが強硬姿勢だが、ヴェトナム・フィリピンは和戦両様だ。

 アセアンはもぞもぞ何かをやっているのだが、外部の観察子にはさぞや苛々することだろう。
posted by 三間堀 at 06:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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