表記の要約部分をつまみ食い。
《摘要》
1。アセアン外相静養先会議が行われたのは2017年2月21日のフィリピン、ボラカイ島だ。
2。中国に対する米国の姿勢が再保証というよりも懸念をずっと多く齎した、一方中国の南シナ海に於いてより大きな軍事的足跡を確立する追及は調子を変えずに続く。この間、中国が2017年央には行動規範 (COC) の枠組み完成のためにアセアンと作業するだろうと発表した。
3。静養先での南シナ海議論は抑えられ、議長の報道発表は同問題に関して前向きの調子を採用した。だがそれはフィリピン外相による会議後の記者コメントと対象的だった。
4。パーフェクト・ヤセイのコメントは領土関係を超えて中国との特権的経済従事という大統領ドゥテルテの政策と鋭い対照を見せた。
5。会場での大きな展開が現在の平穏な外見を揺るがさぬ限り、2017年の南シナ海に関するアセアンの言説はこの静養先会議で展示された「柔和で安全な」方式を続けるだろう。
6。アセアン加盟諸国は二カ国間及多数国間従事を助長する環境を維持するだろう。南シナ海について今年のアセアン議論は特定の成果物、特にCOC枠組みの完成が焦点になるだろう。(止め)
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いつもながら蝸牛の歩みだが、その背景の一つにはオバマ政権時代の本気があるのかないのか不明な曖昧模糊があった。加盟国間格差是正の重要性を認識しながらも、鉄道・道路・海路(港湾)・航空便の連結性向上(結果的に改善)しか唱えるものはない。だがそれは長期的効果であって今現在の格差を埋めるのは、特に弱小国は中国に頼るしかない。
南シナ海問題ではインドネシアが強硬姿勢だが、ヴェトナム・フィリピンは和戦両様だ。
アセアンはもぞもぞ何かをやっているのだが、外部の観察子にはさぞや苛々することだろう。