2016年10月31日

ギグ(gig)経済:米国及びEUの1.6億人超が「独立した仕事」に依存する 29 October 2016


 表題の解題:ギグ(gig)とは(一回一回の契約に基づいて行なうジャズ演奏家などの)仕事(研究社 新英和中辞典)の意味だろう。もっと噛み砕けばその時その場だけの仕事のことかもしれない。「独立した仕事」とは自営業だろうが、自嘲めいた表現かもしれない。

 さて、表題に惹かれてつまみ食いしておこう。
《摘要》
1。米国及びEU内の最大1億6千2百万人、即勤労年齢人口の20から30%が「独立した仕事」に従事する、今月発表されたマッキンゼー全球研究所の報告によれば、「ギグ経済」と呼ばれているものを構成する現象だ。

2。同報告書はこの独立した仕事を3つの基準、つまり高度の自治、課業、任務による支払い、或いは販売それに労働者と顧客間の短期的関係に合致するものとして定義する。これらの仕事にはフリーランスの仕事、ウーバー(Uber)のための運転、エツッィー(Etsy)に関する販売、Airbnbに関する部屋の貸し出しそれに様々な一時的仕事が含まれる。

3。「引っ込み思案」として言及されるグループが独立した仕事の14%を構成する、そしてそれは2千3百万人に等しい。「財政的に素寒貧」ちょっと先に来る、16%で2千6百万人だ。これが必要から独立圏内で2つめ或いは3つめの仕事を取る最大ほぼ5千万人に加わる。

4。同報告書が説明する。独立した仕事は労働力参加と経済における勤労時間数を増やすことで経済に多くの「マクロ的便益」を与える。またこの層の労働者の受益者の間に起業したばかりのオーナーがいる、フルタイム雇用の「お荷物」を避けるためにそうした低廉労働に依存する。換言すれば、労働力の臨時雇用化の「恩恵」の結末を受領する者は労働者でなく、資本家階級、プチブル、長期固定の仕事を雇用主のために供給することを最早強制されない希望を持った些細なブルジョアだ。

5。研究が記すように、独立した労働者は失業保険、労働者補償、それに障害者保険といった所得安全保障保護への限定されたアクセスしかない。プロジェクトの型に従って賃金が労働時間によるよりも寧ろ、総額でしばしば支払われるので、最低賃金法が適用されないかもしれないし退職安全保障は事実上不在だ。臨時雇用化された労働者の大半は健康保険が提供されず、過剰価格のオバマケア交換或いは個人保険市場或いは無保険に対する税法上の罰金を支払うかせざるを得ない。

6。加えて、労働者らはIRS[歳入庁]により「独立契約者」と考えられる。それは所得税に加えて自己雇用税の支払いを要する。この型の労働が他の障害物も生み出す、例えば信用へのアクセス減、既に遂行した仕事への賃金不払いリスク、複雑な税金申告、免許や規制遵守要件だ。

7。しかしながら、上に引用された障害物の多くはパートタイムだけでなくフルタイム仕事にも適用されてきた。経済危機を通過して米国の多くの主要都市で労働者の年金が解散されて、オバマケア健康ケアは2017年25%増の軌道にのると計画する、そして賃金は全面的に停滞したまで、フルタイム雇用の「福利」はまっともっと過去のものになりつつある。

8。この研究が提案するように、屡々労働者のための「選択肢」創出とパッケージ化されるが、現実はこれら新形態の雇用が選択肢と増加した利益を支配階級に提供することだ。もっと多くのパートタイムと独立した仕事のための押しはより廉価に労働を絞る新方法を見出すことで資本家システム生来の利益率低下を制限する試みだ。独立圏内部で底辺への競争に今入らざるを得ない労働者間及び独立圏内とフルタイム雇用内の者間の競争をそれが焚きつける。

9。経済内のこの移行によって可能性として非常に影響されるのは、千年紀世代、年齢18−30歳の者だ。同報告書が特記するのは、年齢25歳未満の者の半分超が独立した仕事に参加する、米国だけでなくEU中でもだ。(止め)
***
 雇用関係の一切発生しない請負、業務受託は自己の裁量[勤務時間拘束がない]で業務遂行が出来るものの、例えば雇用されて働くのと同一の仕事をして、料金が時間割でない少しは高い額になるとしても、年金や健保などがなく欲すればすべて自己負担になる。要するに個人事業主扱いなのだ。

 仕事の需要が広くあれば或いは有利かもしれないが、特定起業の特定業務以外請け負えなければ、雇用されない分不利になりそうだ。労働者福祉の観点からは、こういう携帯があってもよいが、微妙な舵取りを要する問題だろう。
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2016年10月30日

《薦》【露】静かに中東を勝ち取りつつあるロシアーそして誰一人それについて語っていない James Holbrooks October 24, 2016


 前稿関連の表記。アメリカの認めたくない事態が進行中。
《骨子》
1。短い停戦の後アレッポで戦闘が継続しておりーそして冷戦以来ロシア最大の海軍艦隊が英国海峡を蒸気を吐きながら下ってシリア西海岸への途次にあるから、焦点の大半が一点に絞られている時代には、一歩退きゲーム盤全体を見ることが重要だ。

2。そうとも、アレッポで起きていることは悲劇だ。市民、女子供が実存を吹き飛ばされている、地域支配を求める代理戦争の反対側に2つの超大国が戻ってきたからだ。そうとも、ロシア艦隊が地中海に近づくにつれて、シリア紛争に結びつく相当数の国々にとって緊張が疑いなく段階的に上昇するだろう。

3。だが大統領ウラジミール・プーチンのアレッポに関する動きは最新の注目すべき価値ある唯一のものではない。

4。例えばトルコを取れ。先週Underground Reporterが、トルコは米国との荒れ果てた関係とロシアとの協力強化の所為で実際上中東の軍事ワイルド・カードになるという考えを仮定した。深まる露土紐帯の証拠として引かれたのが、トルコから南部ロシアへの海底パイプライン建設(それからヨーロッパに天然ガスを供給するかもしれない)の取引に両国が署名したばかりという事実だった。

5。シリアの北にあるトルコは、南部の多くと東部国境[?、どこのことだ=私]の全てを地中海と分有する。シリア西部国境の良好な割合がまた地中海へと走り込み、ロシア艦船が既にそこで停泊し、今英国海峡を押し通っている空母主導の艦隊の到着を待つのはその海域だ。

6。この全てがアレッポで起きていることに唯一焦点を当てる物言いに素敵に適する。併し、人に必要なのは、眼球と常識以外何も使わずに、正にどれほど多くのことが即今現実に起きているのかを見る地図の一瞥だけだ。

7。10月半ば、これまでで初めて、ロシアとエジプトが合同軍事訓練を実施するだろうと報じられた。これがロシアは北アフリカの国へ攻撃用ヘリコプターを売り、エジプトのインフラに数十億ドルを投資するだろうというニュースに続いた。これらの記事は、両国間の最近の悪しき流血の後、ロシアの観光権が市民に再び許可されるのにエジプトが熱心だという事実と相俟って、人を論理的結論へと導く、即ちエジプトにはロシアとの協力を前進させるインセンティブの全てがあるだ。

8。地図を眺めていないなら、エジプトはトルコから直接地中海を横断した所だ。

9。これが意味するのは、ロシア艦隊が地中海に到達する時ー意図がそれら海域に停泊し一部の者が信じる通りアレッポを爆撃するのか、他の者が提示するように単にロシアの膂力を世界に投影するだけなのかどうかーそれが3つの側の親善さに挟まれるだろうことだ。北側はトルコ、東側はシリア、そして南側はエジプトだ。

10。これは天然ガス・パイプラインをトルコからロシアへと建設するのを望むなら、居座るのに悪い位置でない。トルコは、たまたま、その北部国境を黒海と接する、そしてその見返りにロシア南部海岸と繋がる。そして黒海は、近年ウクライナ状況を追いかけてきた者がよく知るように、ロシアの戦艦だらけだ。

11。だから、より大きな絵図ートルコが結果全面的にロシア圏を抱きしめるだろうこととエジプトが行動に高度のインセンティブがあるようにロシアの衛星国たる新しい役割を抱きしめると想定すればーでは、不可避的に、ひと度到着して艦隊が何をやろうとも、プーチンを攻撃と問責するだろう西側の者から極めて巧妙にプーチンは自身を保護してきた。

12。トルコとエジプトは双方とも結局元揺るがぬ米国の同盟国だ、そして公的な紐帯の切断も或いはそんな暗示でさえこれら国々とはあったことがない。だからプーチンは、概して西側自身の覇権的術策のお陰で、取引や協力ー軍事および経済の双方ーの面で操作する多大の余地を持つ。

13。何れにせよ、事実が物言いを提供するー理論的なものとはいえーそれが議論されていない。プーチンは、我々の語る通り、トルコからロシアへの長く待ち望んだトルコ流路パイプラインの素敵な直撃を確保する努力の第1段階を実施しているのかもしれない。(止め)
***
 ロシアの中東・北アフリカ影響圏図はこれにサウジアラビアとイスラエル、言うまでもないイラン+シリアに布石が終わっている。盤面がいかにロシア色に染まったか、これで理解できよう。🐶
posted by 三間堀 at 14:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【中】大きな地政学的移行の中で中国が別の米同盟国とチームを組む James Holbrooks October 27, 2016


 ロシアに近づいたサウジアラビアが今度は中国と組む。既報だが中東に於ける米国の要石がその傘下から外れた(表記)。
《骨子》
1。木曜日、これまでで初めて、中国とサウジアラビアがテロリズムの蔓延と戦う努力の中で合同軍事訓練を開催と報じられた。

2。「中国及びサウジアラビアの特殊部隊が初の合同テロリズム防止訓練を開催した、国有メディアが木曜日に報じた」とロイターズが書く。「中東諸国及びムスリム隣国との安全保障紐帯を拡張する中国最新の努力」に累積するものの中でだ。「両国の特殊部隊がテロリズムと戦うため一緒に機能したのはこれが初めてかもしれないけれども、そうしたエリート部隊が強調したのは初めてでない。事実、今月でさえ初めてでない」。

3。アラブ・ニュース10月14日付記事から。
 「サウジ及び中国の武装勢力が水曜日に『探査(Exploration)2016』合同軍事演習を始めた。王国サウジ陸軍の特殊部隊は中国の成都市での戦争ゲームに関連した」。

4。訓練の打ち出し式中に与えられた演説で、ウエリド・エタルヒ中佐が「両国の関係は兄弟愛、友情及び偉大な歴史の結びつきに基づくと強調した」。アラブニュースによる。

5。「演習は特定分野での両側間の経験の交換を目的とする。これは両国間の軍事協力枠組み内から来る。そして王国と中華人民共和国間の強力な関係の延長だ」と中佐が言った。

6。10月の合同軍事訓練は8月末中国とサウジアラビアが17の協力協定に署名した後に来た。中国の新華社通信社によれば、取引は広い範囲の分野を覆い、「政治、エネルギー、金融、投資、住宅、水資源、品質検査、科学、技術及び文化」を含む。

7。そうしたやり方で中国がサウジアラビアと相棒になるニュースが誰かには耳障りかもしれない、中東に於ける米国の揺るぎない前哨基地たるサウジアラビアー中国、大悪漢ロシア人の根幹的盟友の類には決して利かぬものーという主流の物言いに合致しないからだ。

8。しかしそれなら、ロシア人が米国の盟友サウジアラビアと喜んで働くかもしれないという考えも当たらない。それでも、これが正に起ころうとしていることのようだ。

9。日曜日、サウジアラビアが全球的な石油価格安定努力の中でロシアと今や協力する準備ができたと報じられた。ロシアは、そう見える、その考えを受け入れる。エネルギー相が招待を「市場のもっと安定を求め石油産出及び輸出諸国と協力及び強調を続ける真摯な願望の明瞭な表明」と見たからだ。

10。今週初め、本ブログはいま地中海へと蒸気をあげて向かっているロシア艦隊がシリアでの戦闘をはるかに超えた願望を持つかもしれないという考えを提示した。それは事実ロシア大統領プーチンの長期待ち望んで来たトルコ流路パイプライン確保に向けた初の軍事的一歩かもしれない。

11。その記事はその考えをさらに掘り下げたUnderground Reporter の記事にフォローアップされた。最近のインド、パキスタン及びヴェトナムー況やトルコ、エジプト及びフィリピンといった元忠実な米国の盟友とのそれーとの取引を引いて、その記事が結論付けたのは中国と協調したプーチンが北インド洋全体の沿岸戦のために演技をしているのかもしれない、ということだ。

12。これが本当か、でないか、ある事態が明白になりつある。だが、非常に明らかなのは主流の物言いが崩壊しつつあることだ。これが当て嵌まらないとしたら、サウジアラビアはロシアにオリーヴの枝を差し伸べないかもしれないーそして中国特殊部隊が「兄弟愛、友情及び偉大な歴史」の雰囲気でサウジのそれと今訓練していないかもしれない。(止め)
***
 中国が西進し、ロシアが東進及び南進する。注意喚起すれば、サウジアラビアは自らロシアにわざわざ足を運んだことだ。中東のアメリカ離れ、ロシア影響圏拡大。これについては別稿で。
posted by 三間堀 at 13:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【米】キッシンジャー・アソシエーツの長曰く、米国はロシア孤立化努力を止めねばならない EIRNS Oct. 28, 2016



 欧米のロシア嫌いの根っこに遡ればカソリックとロシア正教会との対立があるとの説がある。それが下(くだ)って、冷戦から現代のロシア敵視政策に続くと。勿論、現代では世界覇権国家たらんとする米国の帝国主義的政策があるのだけれども、中露を服属させたいとの意思が非常に強い。表記はかのキッシンジャーのお仲間の意見、拝聴して損はないだろう。
《骨子》
1。キッシンジャー・アソシエーツの最高業務責任者曰く。米国はロシア孤立の企図を止め、シリア機器解決のために協力しなければならない、とスプートニクが報じた。ジョージ・W・ブッシュ政権でロシア問題の元ホワイトハウス上級部長でもあったトーマス・グラハムが10月27日マッケイン研究所での演説で語った。「我々にはロシアを封じ込め或いは孤立させることができないし、そうすることが我々の利益でもない。課題は競争と協力との均衡の建設だ」。次の大統領は、ロシアが世界級の外交軍団、伝統的軍事力、それに偉大な資源及びユーラシアを横断する膨大な領土と戦略的位置という資産をもった大国に留まるだろうこと、を悟らねばならない。もっと言えば、グラハムは米国が不拡散努力、国際的テロリズムとの戦い、タリバン転覆を含む多くの分野でロシアとの協力から恩恵を受けてきたと述べた。

2。シリア問題に関してグラハム曰く。「ロシアが地上のそこにいて、米国はその周りに行けない。それを避ける道がない。ロシア人と取引する以外もっと多くの選択肢があると私は見ない」。

3。またグラハムは、シリア大統領バシャル・アルアサドと戦っている穏健派反対勢力をテロリストのヌスラ戦線から分離するのに失敗してきた、と述べた。

4。「我々は穏健反対派をアル・ヌスラから分離すると約束してきた。それをやったか。否だ」とグラハムは言った。「それが出来るか。否。それが現実だ」。

5。グラハムは米国政府がアサドは即時権力から除去されねばならないとの固執を放棄しなければならないと呼びかけた。(止め)
***
 ブッシュがイラクに戦争を仕掛けたとき、国務省、国防総省、各種インテリジェンス機関にアラビア語に通じた者がいなかった。つまり、現地事情に係るインテリジェンスが欠如していた、という驚くべき事実があった。分かっていずに戦争に突入したのだ。電子情報は豊富でも時に決定的な役割を果たすヒューミント不足なのは今も変わらない。シリア空爆に成果をあげたのはイラン・インテリジェンス機関の協力のお陰と言う。

 さて、対露戦略は制裁を益々エスカレートさせる方向にホワイトハウスがあると聞く。然らば、ロシアとガチンコ勝負をする気があるのかと問えば、実ははなはだ曖昧だ。制裁は敵国の体力を弱らせてから討つためのものだが、制裁が思ったほどの効果を上げていないからだ。世界第8位のロシア経済は活路を見出し、打撃を緩和して耐え抜いてきたからだ。ウクライナが期待通りにならず、クリミアがロシアに分離されて頭に血が上った。元々無理筋の押しだったのだろう。グラハムはさすがにキッシンジャーのお仲間、分かっているようだ。
posted by 三間堀 at 09:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月29日

【印】インドは本当に戦争したいのか Asia Times 10.12.2016

 表記をつまみ食い。
《摘要》
1。インドが非常に用心深く検閲をし続けてきた制御線、インドとパキスタンが制御してきたカシミールの部分部分間の境界線が粉々に砕け散った。パキスタンと衝突するのにインドが新しいのではなかった。1999年のカーギル戦争、もっと前の1971年、1965年及び1947年の3つの戦争といった最近史での実例があった。

2。我が家にやってきた1人の男がすべての窓ガラスを黒く塗り重い暗色カーテンを使うよう依頼したのを私は思い出す。晩遅くサイレンが鳴り照明が消えるかもしれない。町全体が暗闇の中に潜むかもしれない。それからサイレンが再び鳴り照明が戻るかもしれないが、街灯ではない。これが数回起きて私は新語を学んだ。暗転。

3。戦争はたった13日しか続かなかったが6時が生きる時間のようだった。第2時世界大戦中の理屈を思い出した私の両親は主にせざるを得なかった思い出を、日本占領後ビルマを逃げ出したことや入手できる米のないケララに来たことを曝した。

4。私が同じく思い出したことは暮らしが昔通りに戻ったことだった。1人の男が窓ガラスからペンキを剥がしに来た。軽い薄織カーテンが再び巻き上げられた。街灯が夜中輝いて2匹の街灯犬が孤独に残された。パキスタンは最早、彼らとクリケットの試験試合をしない限り、精神の前面になかった。

5。だがウリ攻撃は同じじゃなかった。或いは終に戦争ゲームに新しい選手ーテロリストーがいると我々の認めざるを得ない地点にやって来ていた。間違った理由すべてのために戦った誰か。何故自分が戦っているのか知りもしなかった誰か。

6。我々には隙間を求めて目白押しする偏見の選択リストがあり、だからそれはテロ攻撃の結果たる確執を正当化し、テロリズムがヒドラ頭の怪物たる理由を説明する犠牲牛に宗教を使うのがずっと便利だ。

7。我々の間のより少ない外交ならそれをナショナリストよりも寧ろ愛国主義と呼ぶかもしれない。

8。自動リキショー(力車)を運転する男或いは失敗したモンスーンを心配する農夫の何なのだ。給与明細書を空にするため財務省証券を待ち侘びる学校教師或いは野菜の農薬に困惑する家庭の主婦か。著述家、医者及び郵便局長の何だ。誘拐された子供とホームレスか。

9。情緒たる国家や愛国心という理念はそれらに関し忍耐があるか。国が本当に戦争をしたいのか。さもなければこれが政治的及び知的なインドによってTVチャンネル上で論争され議論されている戦争なのか、片や本当のインドは生きて生きさせることに努める仕事について進むのに。

10。1971年戦争の統計を見よ。パキスタンが8千人の死者と2万5千人の負傷者を被った。一方インドは3千人の死者と1万2千人の負傷者だ。カーギル衝突で、パキスタンの犠牲者数は兵千人に近く、インドは550人だ、ただ内数人が高級将校だった。(止め)
***
 過去の戦争の記憶を思い出して戦争回避を語るもの。

 ブッシュ・Jr.のイラク戦争ほど悲しい迄に戦争の愚劣さを示したものはない。大量破壊兵器/核プログラムがあると難癖をつけて戦争を仕掛け、当時のラムズフェルドは「ケーキウオーク」(いとも容易い)と豪語した。可哀想に米軍兵士は最高司令官の大嘘を知らず、懸命にその証拠を探したが、欠片も見つからなかった。苦し紛れに途中で戦争目的を民主主義実現に切り替えた。言いがかりをつけられ、国を破壊され、国の指導者は死刑だ。

 面白いのは、ブッシュが十字軍と口走ったことだ。彼は大義名分と思って言ったのだろうが、端なくもイラク戦争が石油の略奪目的だと明かしてしまった。キリスト教の聖地回復を掲げた十字軍が実は略奪軍だったからだ。そして民主化には「日本モデル」をと口走ってしまった。これまた日本との戦争の隠された目的を暴露したからだ。

 勿論、領土保全の防衛戦争と侵略戦争とは違う。陸続き国境の場合は、お互いに防衛戦争を口走る。係争を解決する手段として戦争があるのは否定できない。外交で片付かないから、戦争するのだ。そしてそれは往々人的・物的代価を賄えない。にも関わらず、程々で止められない。それが国民の感情というものなのだ。
posted by 三間堀 at 15:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グラフ)世界の移民2億4400万人の分布 


 下図は国外で生まれた人口=移民人口と見立てた地域別国別受け入れ規模を面積で表したもの。SWISSINFOから引いた。難民移民問題を考える一助になろう。
世界の移民2億4400万人の分布.tiff
国連統計ではー
1。移民人口が最も多い国(万人未満切捨て)上位5位はー
 @米国5448万人Aドイツ1200万人Bロシア1164万人Cサウジアラビア1018万人D英国854万人。因みに日本204万人、タイ国391万人。

2。移民比率が高いのはバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の湾岸諸国だ(SWISSINFO)。
ラベル:世界 移民
posted by 三間堀 at 07:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グラフ)【越】ベトナムの自然災害による被害 VietnamPlus紙(2016年10月10日付)



 tufs(東京外大)の現地語新聞邦訳サービスから、最近とみに日系企業の進出が増えたヴェトナムの自然災害状況を拾った。
グラフ>>
Infographics_thiethaidothientaivn.jpg


説明)
@折れ線:被害額兆ドン。最高値30.000は30兆ドン。
A棒:暗橙色=負傷者。単位人。
   鼠茶色=死亡、行方不明者。単位人。
B5カ年年平均比較
 人型=死亡、行方不明者。単位人/年。
 金貨型=損害額。単位百万ドル/年。
ーーー 
 恐縮、各年に何処でどんな自然災害があったのか未確認。😞
posted by 三間堀 at 05:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【比】華人系は嘘っぱち、ドゥテルテに騙されるな! 末永 恵 2016.10.27


 <「暴言」「失言」「放言」――。その毒舌でフィリピンの名を世界的に知らしめた「フィリピンのドナルド・トランプ」こと、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領。…その手法はあたかも、小国ながらも大国を手玉にとり、自国の利益を優位に得るベトナムの外交戦術を手本にしているかのようだ>と語り始める末永 恵(表記)。ただ今全世界で甲論乙駁中の人物。世の中では否定的な見解が多そうなので、敢えて肯定的な見解を拾って、反対側から実像に迫れればと思う。以下、つまみ食いする。
《摘要》
庶民派は演技、実はインテリ
1。フィリピン航空の客室乗務員だったドイツ系(祖父がドイツ人)のエリザベス・ジムマーマンさん(68歳)と約30年間の結婚生活後、3人の子供に恵まれたが2000年に離婚。…現在、正妻はいないが、かつてミス・ダバオ医科大学に選ばれ、米国で看護士をしていたハニレット・アヴァンセナさん(46歳)というパートナーと暮らしており、2人の間には12歳の女の子がいる。

2。ドゥテルテ氏は庶民派を“演出”しているが、もともと「父が元州知事で弁護士」「母は教師」というインテリ出身。しかし、最近になって、両親からというよりか、「自分の人間的(価値観)形成や政治への考え方は、子供の頃、カトリック教会の司祭に、とてもショッキングな性的虐待を受けたことが大きく影響している」とカミングアウトしている。

3。暴言、放言から海外からは単細胞に見えるが、なかなかのしたたか者である。今回の大統領選でも、エリート層であることをあえて表舞台に出さず、「犯罪者は死ね。皆殺しだ」と暴力的過激発言を繰り返すことで、アキノ政権で不満を爆発させた庶民の支持を吸い上げた。

4。一方、貧困層だけでなく、犯罪撲滅で治安回復や海外からの投資を目論む知的ビジネス階級からも、自分の生い立ちやイメージ作りを巧みに演出することで、満遍なく票をかき集め、下馬評を覆し、あっさり大統領に当選した。

5。これまで、ドゥテルテ氏は母方の祖父が華人で、本人も「中国人はフィリピン社会に昔から根を張ってきた。私はフィリピン国籍だが、中国の血筋を誇りに思う」と語り、日本でも“親中”である背景とされてきた。…果たして本当に華人の血が流れているのか――。答えはどうやら、「NO」のようだ。

6。フィリピンの華人は、人口約1億人のうちの約120万人と少数派。しかし、国内の基幹産業を牛耳っている。... 当然、こうした華人の経済力を味方にしたいドゥテルテ氏の思惑があったが、大統領が華人系とし自ら「嘘」を拡散させた最大の理由は、どうもフィリピンで今、渦中の「麻薬撲滅戦争」と関連するようだ。…華人系は経済だけでなく、フィリピンを蝕む麻薬にも深く関係しているからだ。

7。ドゥテルテ氏は7月、マラカニアン宮殿で記者会見を開き、フィリピン国内の違法薬物密売を取り仕切る「麻薬王」3人の名前を公表、いずれも中国系フィリピン人で、実業家でもあるピーター・リムとは面会も行った。

8。今でも麻薬戦争で逮捕、殺害が繰り返されているのも、麻薬密売人やそのボスの多くが華人系だからだ。... そのため大統領に就任後、「自分には華人系の血が混ざっている」と公言することで、命の安全を確保し、さらには「嘘」でガチガチの中共をさらに「嘘」で騙し打つ・・・。[太字強調は私]

日本人に対する敬意は本物
9。日系人会には約6000人の会員が所属。2011年の東日本大震災では早々に、無償での日本からの避難民受け入れを表明。2013年10月には、ドゥテルテ大統領(当時市長)が日本人慰霊碑建立に自費で援助し、建立式典スピーチを買って出た。 父親から日本人の勤勉さや技術力の高さを聞かされ、ドゥテルテ氏は地元の日本人に対しても敬意と信頼を置いてきたという。

10。「米国は自国の利益のみ考えている。米国との決裂は問題ない」と中国訪問時に中国側から経済、安全保障などで譲歩を引き出すため、ドゥテルテ氏は得意の「嘘」で固めた演出を行ったが、中国は嘘と分かっていながら微笑み、巨額の経済援助を約束した。

11。「嘘で固めた親中」だけでなく「嘘で固めた親日」かどうか。(止め)
***
 取り敢えず、判断留保しておく、表面だけで軽々に決めつけないほうが賢明なようだ。
posted by 三間堀 at 04:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【転載】オバマの「アジアピボットは沈没した」が、比の「中国ピボット」はどうなる 宮崎正弘


 三笠宮様ご逝去で暴れん坊ドゥテルテの天皇陛下拝謁が流れた。無礼失礼を働くのでないかと心配した向きにはひと安心かもしれないが、私はちと残念だ。天皇陛下に接すればかのオバマがしたように自然と頭(こうべ)が垂れるのでないかと思ったからだ。さてフィリピンの南シナ海取り組みが大きく変わった。それとも稲田朋美防衛相が言ったように「本心でないのではないか」なのだろうか。ドゥテルテをめぐって世間では甲論乙駁中だが、検討を進める口開けに表記を転載しよう。
【転載開始】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)10月20日(木曜日)弐
        通算第5068号 
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 オバマの「アジアピボットは沈没した」が、比の「中国ピボット」はどうなる
   フィリピンで反米暴動、華僑の末裔が「基地撤去」で騒ぎ出した。
***********************

 2016年10月19日、マニアの米国大使館前で、学生らが「反米」「ミンダナオにある米軍基地撤去」「米軍の駐留に合法性はない」と訴えて、過激なデモ行進を始めた。
 親米国家だとばかり考えられてきたフィリピンに反米運動?

 警官隊が導入され、40名近い学生等が逮捕された。殆どが華僑の末裔、チャイナタウンと裏で繋がっているようだ。
 マニラのチャイナタウンは世界最古のも移住タウンである。華字紙だけでも四紙が発行されている。

 まさにドウテルテ比大統領が北京を訪問し、財界200名余を引き連れ、「中比関係は改善。スカボロー岩礁近辺の漁業について中国と共同作業ができるかを探る」とした。
 国際裁判での裁定は中国の言い分を全否定しているのに、この裁定を北京は「紙くず」としたが、ドウテルトは華人であるがゆえにか、「棚上げ」とし、まっさきに経済関係を優先するとした。[斜体字強調は私、異説あり]

 このタイミングで華僑系のフィリピン学生が『反米抗議デモ』というのは、裏がありそうである。

 ドウテルテは、オバマを「売春婦の子」と誹謗し、さらには「麻薬犯罪でフィリピンが取り締まりを強化し、犯人等を射殺しても良いとしたが、米国が人権問題だ」と非難した。「フィリピンで40万人を殺戮した米国にそんなことを言われる筋合いはない」と傲然と米国に楯突き、米比関係は急速冷凍。

 オバマの「アジアピボット」は沈没したが、フィリピンは「中国ピボット」は鮮明に動き出した。
 米国はスカボロー礁近辺の「自由航行作戦」をたまに展開しているが、フィリピンが不快とするならば、続けること自体が茶番になる可能性もでてきた。
 国際秩序、ここでも乱れだした。
       ◇○◇み□○◇や□○◎ざ○□□き◎○□   
【転載終了】
***
 大東亜戦争でマッカーサーがフィリピンを逃げ出す時に「戻ってくる」と言い、日本軍に勝利して「私は戻って来た」と言ったらしいが、本当はフィリピン人は戻って来て欲しくなかった、との説あり。ドゥテルテの「暴言」は上記文中にもあるように、アメリカの悪の歴史の反映があるかもしれない。
posted by 三間堀 at 03:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

乱れる米国の「アジア・ピヴォット」 26 October 2016


 米国大統領選でのトランプ旋風もさることながら、「米国との決別」中国への擦り寄りとフィリピン大統領ドゥテルテの発言が大きな波紋を呼んでいる。報道によれば、訪日では日本に恩義を感じ、そのお返しは必ずすると発言したようだが真意はいかに。さてこの乱気流がアジア・ピヴォットを崩すのかどうか(表記)。以下つまみ食い。
《摘要》
1。米国大統領選挙選が最終の日々に入り、アメリカ及び国際的メディアには解説が山積みだ。論争に曰く、オバマ政権の中国を封じ込め服従させる目的の「アジア・ピヴォット」が失敗しつつある。地域からのいかなる撤退にも程遠く、ワシントンの対応はアジア太平洋に於ける外交の悪計と挑発的な軍事建造とを段階的に激化することになるだろう。

2。先週の北京への国家訪問で実例が示されたフィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテの唐突な中国への方向転換は疑いなく米国のアジア戦略への一撃だ。フィナンシャル・タイムズ外交問題コラムニストのギデオン・ラックマンが際立たせたのは、米国との「分離separation」という北京での発言と中国との新しい特別関係で、その移行を「重大な戦略的反転」と特徴付けた。

3。昨日ロバート・マードックのオーストラリアン紙に書いて。外交編集者グレグ・シェリダンは「中国へのドゥテルテの劇的なピヴォットはサイゴン陥落以来最も深刻な東南アジアに於ける米国の立場の後退だ」と主張した。彼は移行がアジアに於ける米国の同盟システムを重大に弱めたと宣言し、オバマの外交政策を「全面的に近い失敗」と決めつけ、それが中国、ロシア及びイランにその影響圏を「危険に拡大する」ことを許してきたと述べた。

4。オバマ政権の「ピヴォット」はアジアに於けるアメリカの優越性を確実にするのを目的とした総合的な外交、経済及び軍事の戦略だ。地域中の米同盟国及びパートナーは、しかしながら、ワシントンのアジア従事を益々疑問視してきた。少なからぬ理由は、中心の経済発議ーTPPーが今や2人の米大統領競争者、ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプ、それに共和及び民主両党からの反対に直面して疑問であることだ。

5。「ピヴォット」にとってのTPPの中心性が昨年米国防長官アシュトン・カーターにより強調された、彼が経済条約とペンタゴンの戦争計画間の繋がりを描き、その取引が「私にとってはもう1隻の空母同様重要だ」と宣言したからだ。8月、シンガポール首相リー・シェンロンが米国にアジア従事に留まるよう要請し、TPP批准が「あなたの信頼性と目的の真面目さの試験」になると警告した。

6。アジア太平洋の支配エリート間の懸念は、米国大統領選挙の安っぽい且つ価値の低い光景、それに次の政権の外交政策を取り囲む明瞭性の欠如を例とする、米国に於ける深甚な政治的危機の山なす兆候で複雑化するばかりだ。国務長官として、クリントンは「ピヴォット」の主任設計者で中国に対するもっと多くの軍事戦略の賛成者だった。ワイキリークの暴露したウオール街への彼女の演説の中に、彼女が「我々はミサイル防衛で中国に環をかけるだろう、もっと多くの艦隊を同地域に置くだろう」と宣言した2013年のものがあった。

7。トランプのアジア政策は明確とは程遠いが、彼の「アメリカを偉大にする」スローガンが提示するのは中国に向けてのさらに一層攻撃的な姿勢だ。もっと言えば、それは日本や韓国といった同盟国がより重い負担をするようにワシントンが固執するかもしれないものだ。[下線強調は私]

8。高まった地政学的緊張と悪化する全球的経済展望と並んで米国選挙により発生した不確実性がアジア太平洋の支配エリートに自分の賭けをヘッジするよう奨励している。米国「ピヴォット」の2本の中心柱ー日本とオーストラリアーが米国と違和する政策を追求している。

9。アジアに於けるワシントンの外交政策の乱れが伏在する目的ー全球的覇権達成という不可能な課業ーの正気のなさから流れ出る(私注)。TPPをめぐる危機に誇示される経済的に世界に命じることの不可能から、米帝国主義は核武装大国間の紛争へと全球を落とし込む恐れのある益々仮借ない軍事的挑発と介入に訴えざるを得ない。(止め)
(私注)在ワシントンの評論家伊藤貫の力説する通りだ。
posted by 三間堀 at 12:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする